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iCloud ストレージ [iOS]

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iOS5をインストールすると、iCloudの設定が出来ます。
Apple IDを持っていれば、Apple IDを入力して、設定完了となり、iCloudが使用出来るようになります。
iCloudを使用すれば、複数のデバイスをiCloudを通して、同期し一括管理が出来ます。

iCloudの設定はAppleサイトにわかりやすく記載されているので、その通りに設定すれば問題ありませんが、自分のスタイルや利用方法によって、変わってきます。
その辺を、自分なりに理解した事を記述してみます。

今まで、iPadなどのデバイスを管理するのは、PC(iTunes)でした。
この役目をiCloudがするという考え方です。
従って、PCとデバイスが並列になり、iCloudが親機的存在になります。

基本的には、インターネット経由での、デバイス(iPhone・iPod touch・iPad)をメインにしたストレージサービスになります。
従って、iPod classic・iPod nano・iPod shuffleでは使用できません。

iCloudはiOS5をインストールすれば、自動的に使えるようになります。
iOS5をインストールした後、iCloudの設定画面になります。
iOS5をアップデートすると、バックアップファイル復旧途中でも、iCloudの設定が出来ますが、この段階で設定を行うと、バックアップ復旧がうまく出来ません。
全て完了してからiCloudの設定を行いましょう。

iCloud機能
iCloud Helpより
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iCloudでは、音楽、写真、App、連絡先、カレンダーなどを保存し、お使いのiOS 5デバイスやコンピュータにワイヤレスでプッシュ送信します。お使いのAppと統合されているので、すべてが自動的に行われます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
そしてiCloudの内容として次の項目が挙げられています。
● iTunes in the Cloud
●フォトストリーム
● Documents in the Cloud
● Appとブック
●バックアップ
●コンタクト、カレンダー、メール
●「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」
●「どこでもMy Mac」

各々の詳細は以下のようになります
● iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。

●フォトストリーム:iOSデバイスで写真を撮ると、ほかのデバイスに自動的に表示されます。同期する必要はありません。

● Documents in the Cloud:Documents in the CloudをサポートするAppを複数のデバイスにインストールしている場合は、それぞれのデバイスで書類が最新の状態に自動的に保たれます。

● Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。

●バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。

● コンタクト、カレンダー、メール:カレンダーや連絡先をiCloudに保存して、お使いの各デバイスで自動的に最新の状態に保ちます。iCloudでは、me.comのメールアカウントを取得して、新規メッセージをデバイスにプッシュ送信することもできます。iCloudでは、ブックマーク、リマインダー、およびメモも保存してプッシュ送信します。

● 「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」:iPhone、iPad、iPod touch、またはMacを置き忘れた場合でも、「iPhoneを探す」を使用して位置を地図上で探したり、最大音量で音を鳴らしたりできます。また、メッセージの送信や画面のロック、データの消去も可能です。icloud.comまたは任意のコンピュータで「iPhoneを探す」Webアプリケーションを使用したり、無料AppをダウンロードしてiOSデバイスで使用したりできます。

● 「どこでもMy Mac」:「どこでもMy Mac」を使用すると、ほかのMacからリモートのMacにインターネット経由で安全に接続し、ファイルにアクセスしたり、画面を管理したりできます。


これらを見て分かるように、複数台のデバイスを簡単に管理できるようになりました。
これは同期(シンク)ではなく自動プッシュのような感覚です。

今まで、デバイスの管理はPCによって行われていました。
もっとも、デバイスが1台のみでバックアップの必要がなければ、最初の起動以外PCを使わなくても問題ありません。
デバイスが2台以上になると、やはりPCで管理した方が楽です。もちろんPCを使わなくても出来ます。
従って、今まで通りPCで管理をするほうがいいという事ならあえて、iCloudを使わなくてもいいと思います。
PCで管理するときには、iTunes が必要になります。
iCloudに対応しているiTunesは、10.5以降になりますが、基本操作は変わっていません。

ここで少し整理してみます。
iCloudで自動ダウンロードが出来るのはiTunesで購入したものに限ります。
iTunesで購入できるのは、大きく分けると、メディアとアプリです。
● メディア関係:音楽・動画・TV番組
● アプリ関係:アプリケーション・ブック・その他

PCでの購入は、iTunes で全て出来ますが、iPhone・iPadでは、メディアはiTunes、アプリはAppstore、ブックは、iBookstore(日本では、使い物になりませんが)に分かれています。

iTunesでは、複数のPCやデバイスで同期・共有するための機能として、iOS5以前から、3つの機能があります。
1. ライブラリ共有機能
2. ホームシェアリング
3. 自動的にダウンロード

1.ライブラリ共有機能
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AppleのHelpより
最終更新日: 11 10月, 2011
概要
ローカルネットワーク上の別の iTunes ライブラリの項目を再生できます。
対象製品
iTunes 10 for Windows

ローカルネットワークを介してほかのコンピューターと接続している場合は、iTunes ライブラリ 内の項目を最大 5 台のコンピューターと共有できます。コンピューターに電源が入っていて iTunes が開いている場合、ネットワーク上のほかのコンピューターで共有項目を再生できます。ただし、共有項目をほかのコンピューターのライブラリにインポートすることはできません。
ホームネットワーク上のほかのコンピューターの iTunes ライブラリから項目をインポートしたい場合は、ホームシェアリング を有効にできます。
音楽の共有は、個人的な目的にのみ使用してください。
ほかのコンピューターとライブラリを共有するには:
1.[編集] メニュー> [設定] と選択し、[共有] をクリックして、[ローカルネットワーク上でライブラリを共有する] を選択します。
2.共有したい項目を選択します。
3.ほかのユーザーがこの項目を表示するときにパスワードの入力を要求するには、[パスワードを要求] を選択し、パスワードを入力します。
ライブラリ全体の共有を選択すると、共有ライブラリ を検索するように設定したほかのローカルコンピューターで、iTunes ウィンドウの [共有] にライブラリの名前が表示されます。ほかのユーザーが見る名前を変更するには、[iTunes] メニュー> [設定] と選択し、[一般] をクリックして、新しい名前を [ライブラリ名] フィールドに入力します。
共有を解除するには:
1.[編集] メニュー> [設定] と選択し、[共有] をクリックします。
2.[ローカルネットワーク上でライブラリを共有する] の選択を解除します。
ムービー、ラジオ局へのリンク、および、MP3、Apple ロスレス、AIFF、WAV、AAC ファイルを共有できます。Audible.com から購入した番組および QuickTime サウンドファイルは共有できません。
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AppleのHelpを見ても分かるように、LANによって接続しているPC同士で、iTunesを通して、メディアファイルの共有が出来ます。
あくまで共有であって、インポートすることは出来ません。
また、PCの制限台数は5台となっています。

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2. ホームシェアリング
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AppleのHelpより
最終更新日: 08 6月, 2011
概要
iTunes のホームシェアリングとは、ご家庭内の最大 5 台までのコンピュータ間で iTunes のメディアライブラリを簡単に共有できる機能です。iOS デバイスや Apple TV (2nd generation) がご家庭の Wi-Fi ネットワークに接続している場合は、ホームシェアリングを使って、それらのデバイス上で iTunes のコンテンツを再生することもできます。

対象製品
Apple TV (2nd generation), iTunes 9, iPod touch, iTunes 10, iPhone, iPad

ホームシェアリングを使って家庭内のコンピュータ間で iTunes ライブラリを共有
ホームシェアリングを使えば、ご家庭内の最大 5 台までの認証されたコンピュータ間で、ミュージック、ムービー、テレビ番組、アプリケーション、その他をストリーミングまたは転送できます。そのためには、各コンピュータで同じ Apple ID を使って、ホームシェアリングを入にする 必要があります。設定が完了すると、ホームシェアリングを有効にしたコンピュータのすべてのライブラリが iTunes の「共有」エリアに表示されます。
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ホームシェアリングによって、認証済みのコンピュータからコンピュータにミュージックやビデオをストリーミングしたり、コンピュータのライブラリ間でミュージックをドラッグしたりできます。いずれかのホームシェアリング中のコンピュータで購入したものを、iTunes を使って自分のライブラリに自動的に読み込むようにすることもできます。そのためには、ライブラリを選択し、iTunes ウインドウの右下の「設定」ボタンを使ってコピーするコンテンツにチェックマークを入れます。

ホームシェアリングを使って iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV (2nd generation) との間で iTunes ライブラリを共有
ホームシェアリングは、ミュージック、ムービー、テレビ番組、その他のストリーミングの対象を iOS デバイスや Apple TV (2nd generation) にまで拡張します。ミュージック、ムービー、テレビ番組、その他をご家庭内の複数の iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV (2nd generation) にストリーミングするには、そのデバイス上でホームシェアリングを入にする必要があります。さらに、ご家庭の Wi-Fi ネットワーク上の各デバイスで同じ Apple ID を使う必要があります。
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注意:iOS でホームシェアリングを使うには iOS 4.3 以降、Apple TV では Apple TV (2nd generation) 以降が必要です。
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ホームシェアリングの設定
iTunes 10.2.0 および iOS 4.3.0 以降
iTunes
ホームシェアリングを利用する全てのPC(最大5台)でホームシェアリングを有効にします。
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iTunesの共有項目に表示されたPCを選択し、そのPCとのホームシェアリング設定を行います。
この操作を、ホームシェアリングする全てのPCで行います。
例えば3台のPCでホームシェアリングをしようとする時は、3台のPCでホームシェアリングを有効にし、各々のPCで他の2台のPCに対して、ホームシェアリング設定をします。

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デバイスに対して
ホームシェアリングを有効にする時は、各々のデバイスで項目ごとに、AppleIDとパスワードを入力します。
デバイスでは、ミュージックとビデオに対して、ホームシェアリングを有効にすることが出来ます。
アプリとブックは出来ないようです。(確認はしていません。)

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これらの設定を終了した以降に、購入したアイテムは、自動的にコピーされます。
どのPCで購入したものでも、他のPCにコピーされます。 
アカウントについて
ホームシェアリングは同一のアカウントに対して、行われるので、違うアカウントで登録した場合は、機能しません。
iTunes Storeで購入したアイテムは、ハードに対してではなく、アカウント(個人)に対して、使用権が与えられるので、このようなことが出来ます。

iTunes でiTunes Storeを利用する場合は、Apple IDが必要になります。
このApple IDをWAN上で識別する事で同一アカウントでの認識が出来ます。

iTunes Store でアイテムを購入するために、iTunesでApple IDを登録します。
ホームシェアリングをするために、同じApple IDでコンピュータを認証します。
デバイスでホームシェアリングをするために、同じApple IDでデバイスを認証します。

ホームシェアリングを利用するためには、iTunes Storeの登録とコンピュータの認証を行うのです。
コンピュータの認証は、5台までです。

3. 自動的にダウンロード
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AppleのHelpより
最終更新日: 23 8月, 2011
概要
iTunes 10.3 3 および iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすると、App Store、iBookstore、または iTunes Store から購入した項目は、すぐにほかのコンピュータおよびデバイスに自動的にダウンロードされます。
対象製品
iTunes Store
コンピュータ上で自動ダウンロードを有効にする
1.iTunes を起動します。
2.まだコンピュータが Apple ID で認証されていない場合は、「Store」>「このコンピュータを認証」」を選択して認証します。iTunes Store の認証についてはこちらの記事を参照してください。
3.Mac 場合は、「iTunes」>「環境設定」の順に選択し、「Store」タブをクリックします。
Windows の場合は、「編集」>「設定」の順に選択し、「Store」タブをクリックします。
4.「自動ダウンロード」セクションで、ミュージック、2App、ブックの自動ダウンロードを有効にします。
注意:チェックボックスが選択可能になっていない場合は、Apple ID で iTunes Store にサインインする必要があります。

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iPhone、iPad、iPod touch 上で自動ダウンロードを有効にする
1.デバイス上で「設定」>「Store」の順にタップします。
2.iTunes Store にまだサインインしていない場合は「サインイン」をタップします。
3.Apple ID とパスワードを入力します。
4.「オン」/「オフ」スイッチをタップして、各コンテンツタイプの自動ダウンロードを有効/無効にします。

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ヒント
■iBooks が表示されていない場合、iBooks の自動ダウンロードを有効にするには、App Store から iBooks をダウンロード してデバイスにインストールする必要があります。
■iPhone や iPad の Wi-Fi + 3G モデルでは、モバイルデータ通信ネットワークを使った自動ダウンロードを有効/無効にできます。モバイルデータ通信ネットワークを使った自動ダウンロードを有効/無効にするには、「設定」>「Store」の順にタップし、「モバイルデバイス」の横にある「オン」/「オフ」スイッチをタップします。モバイルデータ通信ネットワークを使ったダウンロードでは各ファイルのサイズが 20 MB 以下に制限されています。

追加情報
1.自動ダウンロードは、この機能を有効にした後に新規購入した項目にのみ適用されます。自動ダウンロードは iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。
2.現時点では自動ダウンロードを利用できるのは米国だけです。

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iTunes 10.3 3 および iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすると、App Store、iBookstore、または iTunes Store から購入した項目は、すぐにほかのコンピュータおよびデバイスに自動的にダウンロードされます。
自動ダウンロード機能の、「ミュージック」に関しては、アメリカのみと書いているので、デバイスの設定でも「App」と「ブック」しかありません。

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自動ダウンロード機能を有効してある、どのPCやデバイスでアイテムを購入しても、他のPC(iTunes)やデバイスを起動したときに、WAN上からダウンロードされます。

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※iOSデバイスからアクセスするためには、iTunes 10.2以降が必要

「ライブラリ共有」をONにしなくても、「ホームシェアリング」をONにすれば、ライブラリの共有はできます。
「ホームシェアリング」と「自動ダウンロード」は、別の機能と理解しています。

これらの機能をどう利用するかは、その人の環境及び利用方法によって、変わってきます。

さらに、iCloudが入り込んでくると、しっかりと整理して利用する必要性が出てきてしまいます。
iCloud
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AppleのHelpより
iCloudとは?
iCloudでは、音楽、写真、App、連絡先、カレンダーなどを保存し、お使いのiOS 5デバイスやコンピュータにワイヤレスでプッシュ送信します。お使いのAppと統合されているので、すべてが自動的に行われます。
たとえば、MacまたはWindowsコンピュータ上のiTunesで曲を購入すると、iPod touchやiPad上に表示されます。iPhoneで撮影した写真は自動的にiPadへ転送されます。iPhoneでPagesドキュメントの作成を開始して、iPadで完成することが可能です。iOSデバイスをDockに接続したり、コンピュータと同期したりする必要はありません。
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iCloudの内容
• iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。
• フォトストリーム:iOSデバイスで写真を撮ると、ほかのデバイスに自動的に表示されます。同期する必要はありません。
• Documents in the Cloud:Documents in the CloudをサポートするAppを複数のデバイスにインストールしている場合は、それぞれのデバイスで書類が最新の状態に自動的に保たれます。
• Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。
• バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。
• コンタクト、カレンダー、メール:カレンダーや連絡先をiCloudに保存して、お使いの各デバイスで自動的に最新の状態に保ちます。iCloudでは、me.comのメールアカウントを取得して、新規メッセージをデバイスにプッシュ送信することもできます。iCloudでは、ブックマーク、リマインダー、およびメモも保存してプッシュ送信します。
• 「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」:iPhone、iPad、iPod touch、またはMacを置き忘れた場合でも、「iPhoneを探す」を使用して位置を地図上で探したり、最大音量で音を鳴らしたりできます。また、メッセージの送信や画面のロック、データの消去も可能です。icloud.comまたは任意のコンピュータで「iPhoneを探す」Webアプリケーションを使用したり、無料AppをダウンロードしてiOSデバイスで使用したりできます。
• 「どこでもMy Mac」:「どこでもMy Mac」を使用すると、ほかのMacからリモートのMacにインターネット経由で安全に接続し、ファイルにアクセスしたり、画面を管理したりできます。
iCloudを使用するには、iOS5搭載のiPhone、iPad、iPod touch、またはOSXLionv10.7.2搭載のMacでiCloudアカウントを登録する必要があります。iCloudアカウントをまだお持ちでない場合や、すべてのデバイスでiCloudをまだ設定していない場合は、今すぐiCloudを設定してください。
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iCloudで関連してくる機能は、上のヘルプから
●.iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。
●.Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。
●.バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。
の3項目になります。
端的に言ってしまうと、複数のPC及びデバイスを管理するのに全てiCloud(WAN)で出来るという事です。
そのために、iCloudのアカウントをとる必要があり、用意されているスペースは、無料で5GBです。
言い換えれば、iOSに特化された、ストレージサービスなのです。
iCloudの設定に関してAppleのサイトでは、「iPhone、iPad、iPod touch」「Mac」「Windowsパソコン」の設定方法が説明されています。
そして、どの説明でも最後に自動ダウンロードを有効にするようになっています。
この自動ダウンロードの設定画面を見るとアプリとブックしかありません。
前からある、自動ダウンロード機能と変わっていません。
という事は、自動ダウンロードはiCloudとは関係ないように見えますが、実際はiCloudの機能を前倒しで使っていたのでしょう。
自動ダウンロードを有効にしなくても、iCloudは使えます。

iCloudのアカウント
iCloudのアカウントにはApple IDを使用します。
一つのアカウントに対して、最大10台のデバイスやコンピュータ (両方合わせて10台まで)に関連付けでき、その容量は5GBです。
ここで注意したいのは、iTunes Storeのアカウントと同じでなくても良いという事です。
ただiCloudのアカウントを2つ作れば、グループ分けされるので、同期できない項目が出てきます。

まず容量の5GBですが、Appleのヘルプには以下の記述がされています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
AppleのHelpより
iCloudアカウントでは、メール、書類、iCloudバックアップなどの保存用に、5 GBの無料のストレージが用意されています。購入した音楽、App、ブック、テレビ番組や、フォトストリームは、5 GBの無料のストレージを使用しません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「購入した音楽、App、ブック、テレビ番組や、フォトストリームは、5 GBの無料のストレージを使用しません。」
と書いてあるように、iTunes Storeで購入したアイテム本体は、購入履歴からリンクされるようになっています。
音楽、テレビ番組の自動ダウンロードは出来ませんが、バックアップは出来るという事なのでしょう。
何れにしても、iCloudのアカウントをひとつ取得すれば、自分専用のスペースが5GB出来ます。

iCloudの利用
では、実際にどのようにiCloudを利用していけば良いのでしょう。
そのためには、自分の環境の把握と管理方法を決めておく必要がります。

CHKPOINT
1.所有している、デバイス及びPCがいくつあるのか、またグループをどうするのか。
2.自動ダウンロードを利用するのか。
3.iCloudを利用して管理をするのか、それともPCをメインに管理をするのか。
環境と管理方法により、iCloudの設定が違ってきますし、いろいろな方法での設定ができます。
そこで一つ例を挙げてみます。

環境
PC:MAC、Windowsの2台
デバイス:iPod touch 2台+iPad 2台
この例は、夫婦でiCloudを利用するという仮定にします。
iPod touch(iPhoneでも同じ)、iPadを各々1台ずつ所有し、PCはWindowsとMACを別々に所有している。
またアイテムは、同じものを使いたいけど、個人のデータは分けたい。
同期とバックアップは、各々のPCで行いたい。

管理方法
● WindowsPCでアイテムの購入を行う。
● MACPCでデバイスの同期、バックアップを行う。
● iTunes Storeのアカウントは全てひとつにする。
● iCloudのアカウントは、2つのグループにする。
WindowsPC+iPod touch 1+iPad 1(Aグループ)
MACPC+iPod touch 2+iPad 2(Bグループ)
● 自動ダウンロードを利用しない。
● PC間でホームシェアリングする。

Apple ID取得数
このような管理をする場合、Apple IDは2つ必要になります。
● iTunes Storeのアカウントにひとつ
● iCloudのアカウントに1つ
すべてのPC、デバイスのiTunes StoreはひとつのApple IDで統一します。
これは、アイテムの購入が1回のみで、全てのデバイスに使用できるからです。

iCloudのアカウント
● AグループにiTunes Storeのアカウントを使います。
● Bグループに別のApple IDアカウントを使います。


ホームシェアリング
PC間でホームシェアリングの設定をします。この時自動ダウンロードは利用しません。
ホームシェアリングを行うことで、新しく購入したアイテムのコピーが行われるので、PC間では同じ状態が保たれます。
PCを2台使う理由は、個人的にアイテムのバックアップを取る為です。
購入したアイテムは、履歴に残るので仮にPCが動かなくなっても、新たにダウンロードすることは出来ますが、アイテム数が多くなると、かなりの時間がかかります。

自動ダウンロード
この例では、自動ダウンロードは使いません。
自動ダウンロードは、同じiTunes StoreのアカウントのPC、デバイスのどこから購入しても、他のPC、デバイスを起動したときに、自動的にダウンロードされます。
ただ、PCのiTunes管理で同期を取る時に、かえって邪魔になることがあります。
また、アプリをフォルダで整理をしている場合は、自動ダウンロードされても、手動でフォルダ分けする必要があります。デバイス上でのこの作業は結構手間がかかるので、PC上で行った方が速いです。
このような理由から自動ダウンロードは使いません。購入したアイテムであれば手動でダウンロード出来るので、充分だと思います。

表にしてみると以下のようになります。

ic02.jpg

このように、iCloudの利用方針が決まれば後は設定するだけです。


デバイスの設定
デバイスの設定は、iCloudのアカウント取得になるので、各々のデバイスからApple IDでサインインすればOKです。

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後は利用目的によって、オン・オフの設定をします。
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Windows PCの設定
Appleサイトより「iCloud Control Panel for Windows」をダウンロードしインストールします。
Windowsの「スタート」メニューで「コントロールパネル」「ネットワークとインターネット接続」「iCloud」を選択し、iCloudで使用するApple IDでサインインします。

icloud016.png

後は利用する項目にチェックをいれます。

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MAC PCの設定
MacにOS X Lionの最新バージョンが搭載されていることを確認します。(OS X Lion v10.7.2以降)
「システム環境設定」を選びます。「iCloud」をクリックし、iCloudで使用するApple IDでサインインします。
後は利用する項目にチェックをいれます。

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iCloudのアカウントについて、Apple Helpに少し気になることが記載されています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
AppleのHelpより
Apple ID と iCloud について
• 最終更新日: 18 10月, 2011
概要
Apple ID は、Apple の広範なサービスにログインする際に使うメールアドレスです。iCloud にコンテンツを保存したり、iTunes Store で曲を購入したり、App Store から App をダウンロードする際に使います。
iPhone、 iPad、または iPod touch をセットアップする際は、iCloud サービスと、iTunes Store、App Store、iBookstore で、同じ Apple ID を使いますが、iCloud サービスには、ストアでの購入 (iTunes in the Cloud と iTunes Match を含む) 時に使う Apple ID とは別の Apple ID を使うことができます。ストアでの購入時と同じ Apple ID を使っても、違う ID を使っても、iCloud で利用できるサービスは同じです。

~中略~

注意:ストアでの購入時に使う Apple ID は、いつでも変更できますが、iTunes in the Cloud のアカウントは、90 日間変更できません。詳しくは、こちらの記事 を参照してください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

で文中の「こちらの記事」は以下の通りです。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
AppleのHelpより
iTunes Store:デバイスやコンピュータを Apple ID に関連付ける
• 最終更新日: 16 6月, 2011
概要
iTunes 10.3 や iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすることにより、購入した項目を iOS デバイスやコンピュータに自動的にダウンロードできます。以前購入した項目も iOS デバイスやコンピュータにダウンロードできます。1
対象製品
iPhone, iPod touch, iTunes Store, iTunes, iPad

自動ダウンロードを有効にしたり、以前購入した項目を iOS デバイスやコンピュータにダウンロードすると、そのデバイスやコンピュータがお使いの Apple ID に関連付けられます。Apple ID は最大 10 台のデバイスやコンピュータ (両方合わせて 10 台まで) に関連付けできます。各コンピュータは同じ Apple ID を使って認証する必要があります。デバイスやコンピュータが特定の Apple ID に関連付けられると、そのデバイスやコンピュータはその後 90 日間、別の Apple ID に関連付けできなくなります。現在どのデバイスやコンピュータが関連付けられているかを調べたり、使っていないデバイスやコンピュータを削除したり、あと何日たてばそのデバイスやコンピュータを別の Apple ID に関連付けできるようになるのかを調べるには、コンピュータ上の iTunes の「アカウント情報」ページにアクセスします。手順は次の通りです。

1.iTunes を起動します。
2.iTunes のメニューから「Store」>「サインイン」を選択し、お使いの Apple ID にサインインします。
3.iTunes のメニューから「Store」>「マイアカウントを表示」を選択します。
4.「アカウント情報」画面で「デバイスの管理」をクリックします。
各デバイス名やコンピュータ名の横に Apple ID に関連付けられた日付が表示されているのがわかります。また、現在関連付けられているデバイスやコンピュータを別の Apple ID に関連付けられるようになるまでの日数も確認できます。
関連付けられているデバイスやコンピュータを削除する
デバイスやコンピュータを Apple ID から削除するには次のように操作します。
1.iTunes を起動します。
2.iTunes のメニューから「Store」>「サインイン」を選択し、お使いの Apple ID にサインインします。
3.iTunes のメニューから「Store」>「マイアカウントを表示」を選択します。
4.「アカウント情報」画面で「デバイスの管理」をクリックします。
5.関連付けを解除したいデバイス名の横にある「削除」ボタンをクリックします。
注意:デバイスを Apple ID から削除しても、90 日間のタイマーは無効にはなりません。したがって、デバイスが関連付けられた日から 90 日が経過するまでそのデバイスを別の Apple ID に関連付けることはできません。
追加情報
1自動ダウンロードや以前購入した項目のダウンロードは iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。自動ダウンロードや以前購入したミュージックのダウンロードは米国でのみサポートされています。また、iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。過去に購入した項目がもはや iTunes Store で販売されていない場合は、その項目をダウンロードできないことがあります。

iTunesから購入したアプリや書籍の自動ダウンロードが関連付けられるのは10台のMacあるいはiOSデバイスで,iCloudに関連付けられたデバイスの管理はiTunesの「マイアカウント」から行えるのですが,一度関連付けを解除すると90日間は他のApple IDに関連付けることができません.
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日付を見ると、iOS5以前になっていますが、文面からiCloud の記述の事と分ります。
この文面から、iCloud のアカウントを一度登録したら90日間は変える事が出来ません。削除は出来るけど、別のApple IDで登録することは出来ません。と理解できます。

事実、このような画面が表示されたという事がネット上にありました。

icloud019.png

そこで実際に試してみました。
同じApple IDで登録したiCloudアカウントのデバイスが4台あります。
そのうちの、1台のiCloudのアカウントを削除し、別のApple IDで登録(サインイン)をして見ました。
何事もなく、登録することが出来ました。
良く分りませんが、iCloudのアカウント自体を削除したのではなく、(3台が使っています。)1台だけ変えたから、出来たのかも知れません。
後から設定を変えたいという事はあると思いますが、90日間の縛りがどういう風になされているか分りません。
ただ、自分が試した限りでは問題なく出来たという事なので、あくまで参考という事にしてください。

iCloudとは直接関係ありませんが、iOS5の機能に「WiFiシンク」があります。
今回の例のように、PCでデバイスの同期を取る場合に、とても便利な機能です。
今までは、PCでデバイスの同期を取る場合には、デバイスをUSB接続する必要がありました。
この機能は、WiFiで同期及びバックアップが取れるので、USB接続する必要がありません。

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Wi-Fiシンク
Wi-Fi接続を共有していれば、iOSデバイスとMacまたはWindowsパソコンを、ワイヤレスでシンクさせることができます。 iOSデバイスを電源に接続するたびに(たとえば寝る前に充電する時など)、iTunesにあるすべての新しいコンテンツを自動的にシンクし、バックアッ プを作ります。つまり、あなたの映画、ホームビデオ、写真のアルバムへはいつでも、どこからでもアクセスできる、というわけです。

設定はいたって簡単です。
最初にデバイスをUSB接続します、iTunes上で、そのデバイスを選択し、概要タブを選択します。
下の方に「オプション」項目があるので、「WiFi経由でこのiPadと同期」にチェックを入れます。
この状態で、同期します。これで設定が出来たので以降はUSB接続しなくても、デバイスが起動していれば、PCのiTunes上にデバイス名が表示されます。

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うまく説明できたかどうか不安ですが、複数台のデバイスをお持ちの方の参考になればと思います。
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