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FRONTIER-FT701 Part2 GooglePlayの導入 [Android]

FRONTIER-FT701 は、GooglePlayに対応していません。
そこで、FRONTIER-FT701 の「root」をとって、GooglePlayを導入して見ました。
色々なサイトに方法はあるのですが、実際に行い、分かりやすく整理してみました。
要は、CPにAndroidSDKをインストールして、FRONTIER-FT701 をroot化してAndroidMarket(GooglePlay)をインストールするという事です。
手順としては、
JAVAのインストール
AndroidSDKのインストール
タブレットのドライバインストール
タブレットのroot化
タブレットにAndroidMarketをインストール
といった感じです。
AndroidSDKのインストールに関しては、このブログ内「Android SDK」に書きましたがもう一度
書いてみます。

Java SE JDKのダウンロード
http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/javase/downloads/index.html
ft701w001.png

ダウンロードファイルは、「jdk-7u3-windows-x64.exe」です。
インストールの際、「ソースコード」と「JRE」は必要ないと思いインストールはしませんでした。
ft701w002.png

「jdk-7u3-windows-x64.exe」をインストールすると、セットアップエラー表示になります。
どうやら前バージョンがインストールされていないとダメの様です。

ft701w003.png

「jdk-7u3-windows-x64.exe」をアンインストールし、「jdk-6u31-windows-x64.exe」をダウンロードしインストールしました。
ft701w004.png

その後に、「jdk-7u3-windows-x64.exe」をインストールしました。

ft701w005.png

無事インストールできました。

ft701w006.png

Android SDKのインストール
Android SDKのダウンロード
http://developer.android.com/sdk/index.html
ft701w007.png

今回はWindows7 x64にインストールします。
「android-sdk_r18-windows.zip」をダウンロードします。
解凍したフォルダを「C:\」に置きます。
フォルダ構造は以下のようにしました。
C:\android-sdk

ft701w008.png

しばらく時間がかかります。
インストールの一覧表が表示されます。
今回必要と思われるもののみをダウンロードします。

ft701w009.png
ft701w010.png


ダウンロードの確認画面が表示されます。
?マークの付いたものはインストールされないので「Accept All」にチェックを入れます。
「Install」をクリックします。

ft701w011.png

インストールが終了すると、インストールされたものは「Installed」の表示になります。
基本的に、「Android SDK Tools」と「Google USB Driver」がインストールされれば、OKです。

ft701w012.png
ft701w013.png

次にパスを通します。
システムのプロパティを開き「環境変数」をクリックします。

ft701w014.png

「Path」を選択し「編集」をクリックします。

ft701w015.png

編数値の一番最後に、付け加えます。
パス設定は以下の通りです。
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_03\bin\java.exe
C:\android-sdk\platform-tools(adb.exeがある)
付け加える文字列は以下の通りです。
;C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_03\bin\java.exe;C:\android-sdk\platform-tools;C:\SDK\android-sdk\tools

ft701w016.png

FT701WをデバッグモードでPCに認識させます。

FT701Wの設定
設定―アプリケーションー開発
USBデバッグにチェックを入れます。
スリープモードにしないにチェックを入れます。
(スリープモードは特にチェックを入れなくてもいいのですが、スリープモードになってしまうと、PC側のドライバが認識しなくなります。)

PCの設定
「adb_usb.ini」の修正または作成
Android SDKをインストールすると「C:\Users\ユーザー名\」に「.android」というフォルダが作成されます。
このフォルダの中に、「adb_usb.ini」があります。無いときは、「adb_usb.ini」ファイルを作成します。
テキストドキュメントファイルを作成し、ファイルを開き以下の文字を入力します。

0x25D6

保存をし、ファイル名を拡張子ごと書き換えます。これで「adb_usb.ini」ファイルが出来ます。

「android_winusb.inf」の修正
C:\android-sdk\extras\google\usb_driverフォルダの中に「android_winusb.inf」というファイルがあります。このファイルの内容を修正します。

;
; Android WinUsb driver installation.
;
[Version]
Signature = "$Windows NT$"
Class = AndroidUsbDeviceClass
ClassGuid = {3F966BD9-FA04-4ec5-991C-D326973B5128}
Provider = %ProviderName%
DriverVer = 12/06/2010,4.0.0000.00000
CatalogFile.NTx86 = androidwinusb86.cat
CatalogFile.NTamd64 = androidwinusba64.cat

;
; This section seems to be required for WinUsb driver installation.
; If this section is removed the installer will report an error
; "Required section not found in INF file".
;
[ClassInstall32]
Addreg = AndroidWinUsbClassReg

[AndroidWinUsbClassReg]
HKR,,,0,%ClassName%
HKR,,Icon,,-1

[Manufacturer]
%ProviderName% = Google, NTx86, NTamd64

[Google.NTx86]
; HTC Dream
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C02&MI_01
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0FFF
; HTC Magic
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C03&MI_01
;
;Moto Sholes
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_22B8&PID_41DB
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_22B8&PID_41DB&MI_01
;
;Google NexusOne
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0D02
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0D02&MI_01
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E11
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E12&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E22&MI_01

[Google.NTamd64]
; HTC Dream
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C02&MI_01
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0FFF
; HTC Magic
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C03&MI_01
;
;Moto Sholes
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_22B8&PID_41DB
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_22B8&PID_41DB&MI_01
;
;Google NexusOne
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0D02
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_0D02&MI_01
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E11
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E12&MI_01
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_18D1&PID_4E22&MI_01

※ここから以下の文字を挿入します

[OMAP-3/4] ;OMAP-3/4 %SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_25d6&PID_0001 %CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_25d6&PID_0001&MI_01

※ここまで

[USB_Install]
Include = winusb.inf
Needs = WINUSB.NT
以下省略します。

[OMAP-3/4]
;OMAP-3/4
ですが、「;FRONTIER FT701W」でもいいようです。
ただ、私の場合は、「;FRONTIER FT701W」ではうまくいきませんでした。
また挿入する場所も別の場所で説明されているサイトもありますので、うまくいかなかったら、いろいろ試してみるといいでしょう。
もちろん自己責任の範囲になります。

ここで、いったんPCを再起動した方がいいかもしれません。

FT701WをPCにUSB接続します。
FT701WにはUSB接続ケーブルが付属していないので、自分で用意しなくてはなりません。
FT701WはmicroUSBポートに対応しています。
購入するときは、必ず通信用のmicroUSBを選択してください。
また形状の確認は必ずしましょう。
microUSBケーブルは携帯電話の接続によくつかわれています。
自宅にあるmicroUSBケーブルを使用した場合、接続して充電は出来るけど、PC側が一切反応しない場合は、そのケーブルが充電専用の可能性があります。
通信用であれば、PCがなんらこの反応をするはずです。

PCに接続した段階でPCがFT701Wを認識し、ドライバがインストールされればOKです。

しかし、環境の違いなどで、なかなかうまくドライバがインストールされないようです。
デバイスマネージャーを表示させます。

1.何の表示もされていない

 PC及びFT701Wを再起動する
 USBの差込口を換えてみる
 USBケーブルを確認する

2.不明なデバイスとして表示される

 不明なデバイスを手動でインストールします。
不明なデバイスが表示されている。

ft701w017.png

「android_winusb.inf」ファイルを指定する

ft701w018.png

ドライバが表示されるので、インストールします。

ft701w019.png

警告が出ますが、無視してインストールします。

ft701w020.png

ft701w021.png

インストールされました。

ft701w022.png

3. FT701W側がデバッグモードに設定されているのに、USB大容量記憶装置と認識される。

 PCに他のUSB記憶装置デバイスが接続されていたら、安全に取り外して再起動します。
 再起動後もUSB大容量記憶装置と認識されていたら、このデバイスが、FT701Wになります。
 このデバイスを削除します。
 削除後USBを外し、再度差し込みます。
 おそらくこれで不明なデバイスとして認識されると思います。


ドライバがインストール出来たら、FT701Wと通信できるか試して見ましょう。
シェルを起動してみます。
>adb shell
ft701w023.png

Shellが起動しました。
ft701w024.png

lsコマンドを入れてみます。
ft701w025.png

無事に動きました。
ft701w026.png

抜けるのには、exitと入力します。

FT701Wのrootをとります。
「DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su」を用意します。
ネット検索でヒットすると思います。

ダウンロードした「DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su.zip」を解凍し、「runme.bat」を実行します。
これで、rootがとれました。

PCとFT701WがUSBで接続されていれば、rootをとるのは問題ないでしょう。

Android Marketを導入します。
Android Marketは現在Google Playになっています。
導入後、Android Marketを起動すれば、自動的にGoogle Play に変わります。
必要なもの
●Gapps
※Gappsのバージョンですが、「gapps-gb-20110114-signed.zip」がいいようです。それ以外のVer.だとマーケットが導入出来ても起動しません。

●ESファイルエクスプローラーまたはRootexplorer

ダウンロード先は、ネット検索で捜せると思います。
私は以下の場所からダウンロードしました。

DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su.zip
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1321582

gapps-gb-20110114-signed.zip
http://goo.im/gapps/

ESファイルエクスプローラー
http://www.estrongs.com/en/download.html

ESファイルエクスプローラーをFT701Wにインストールします。
ダウンロードした、「es_file_explorer_v1_6_1_3.apk」を、
C:\Users\ユーザー名\
あるいは
C:\android-sdk\tools
にコピーします。基本的にパスが通っていればどこでもいいです。

PCとFT701Wが接続された状態でコマンドプロンプトを起動し、

adb install es_file_explorer_v1_6_1_3.apk

と入力すれば、インストールされます。

microSDカードを用意し、PCにUSB接続します。
新しいフォルダを作成します。
フォルダ名は何でもいいです。
仮に「gapps」とします。
「gapps-gb-20110114-signed.zip」を解凍します。
gapps-gb-20110114-signed\system\appフォルダの内容は以下の通りです。

ft701w027.png

必要ファイルを、microSDカードの「gapps」にコピーします。
必要ファイルは以下の通りです。

ft701w028.png

gapps-gb-20110114-signed\system\etc\permissionsフォルダの内容は以下の通りです。

ft701w029.png

必要ファイルを、microSDカードの「gapps」にコピーします。
必要ファイルは以下の通りです。

ft701w030.png


gapps-gb-20110114-signed\system\frameworkフォルダの内容は以下の通りです。
ここは、一つしかありませんので、このファイルをmicroSDカードの「gapps」にコピーします。

ft701w031.png

「gapps」フォルダ内に以下のファイルがあればOKです。

GoogleBackupTransport.apk
GoogleCalendarSyncAdapter.apk
GoogleContactsSyncAdapter.apk
GooglePartnerSetup.apk
GoogleFeedback.apk
GoogleServicesFramework.apk
MarketUpdater.apk
NetworkLocation.apk
Vending.apk
com.google.android.maps.xml
features.xml
com.google.android.maps.jar

これでPCでの作業はすべて終了です。
一旦、FT701Wを終了させ、microSDカードをFT701Wに挿入し、FT701Wを起動します。
PCとの接続は必要ありません。
「DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su」でrootを取っていれば、こんなアプリがインストールされています。
Superuser

ft701w032.png

microSDカードのファイルをFT701Wのrootの所定の場所にコピーします。(移動でもいいです。)

ESファイルエクスプローラーを起動します。
ESファイルエクスプローラーは初期段階では、rootを見ることは出来ません。
設定を変更します。ESファイルエクスプローラーの設定から、ルートオプションの設定を以下のようにします。

ft701w033.png

次にホームディレクトリを書き換えます。
ホームディレクトリの初期設定

ft701w034.png

「sdcard/」部分を削除し「/」のみにします。

ft701w035.png

設定が終了するとESファイルエクスプローラーでrootを表示することが出来るので、以下の要領でファイルをコピーします。
「/sdcard/gapps」から所定の場所にファイルコピーします。
以下のファイルを「system/app/」へ
GoogleBackupTransport.apk
GoogleCalendarSyncAdapter.apk
GoogleContactsSyncAdapter.apk
GooglePartnerSetup.apk
GoogleFeedback.apk
GoogleServicesFramework.apk
MarketUpdater.apk
NetworkLocation.apk
Vending.apk

ft701w036.png

以下のファイルを「/system/etc/permissions」へ
com.google.android.maps.xml
features.xml

ft701w037.png

以下のファイルを「/system/ framework」へ
com.google.android.maps.jar

ft701w038.png

途中上書きの警告が出ることもありますが、「OK」で先に進みます。

ft701w039.png

コピーが終了したらパーミッションを書き換えます。
ESファイルエクスプローラーでコピーすると、read/writeに設定されるのでそのままでもいいと思うのですが念のため書き換えましょう。
コピーしたファイルの上を長押しすると、そのファイルのオペレーションが表示されます。
「プロパティ」を選択します。

ft701w040.png

プロパティ画面の「変更」を選択します。

ft701w041.png

ユーザを「読み込み」・「書き出し」、グループを「読み込み」、他を「読み込み」に設定しなおします。

ft701w042.png

コピーした全てのファイルに同様の変更をします。

これですべての作業は終了しましたので、FT701Wを再起動してください。
マーケットがインストールされています。


なおFT701Wでスクリーンショットを取る方法は次の通りです。
PCからAndroidタブレットスクリーンショット
Android SDKインストール
「C:\android-sdk\tools\ddms.bat」を開始します。
コマンドプロンプトから「Dalvik Debug Monitor」が起動されます。
接続されているデバイスが表示されるので、「Device」―「Screen Capture」を選択すると、タブレット画面が表示されます。

ft701w043.png

ft701w044.png

「Save」ボタンでファイルを保存します。

ft701w045.png

以上

FRONTIER-FT701 Part1 [Android]

FT701W 7inch Tablet PCが最近、安値で話題を呼んでいます。
この製品、製造しているのは、「株式会社 KOUZIRO」という会社です。
本社を山口県に置く、この会社「フロンティア神代」といえば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
現在は、ヤマダ電機の子会社として、パソコンの製造販売をしています。
FT701W 7inch Tablet PCが発売されたのが、2012年2月29日で標準価格39,800円、実売価格29,800円でした。
発売後、2か月もたたないうちに、価格は暴落し、クレイドル無では2012年4月14日最安値で9,980円という価格で販売されました。4月17日現在は以下の通りです。
ft7011.png

ft7012.png

また、ヤマダ電機では先週から今週にかけて、展示品販売という事で、9,980円で販売をしていました。

実は、この製品ヤマダ電機に行く度に、価格をチェックしていました。
最安値で新品14,800円位だったと思います。
運よく展示品販売9,980円に遭遇したので即購入しました。
単純に7incのタブレットが安価で欲しかっただけなので、スペックなどはあまり気にしませんでした。
CPUがデュアルでメモリが512MBであれば充分だと思ったからです。

購入してまず気になったのが、マーケットです。
Google Play(Android Market)に対応していない。
これは大変だ。まえにマーケットでは、「dynabook AZ」で大変苦労した覚えがあります。
ネットを調べると、なんとかなりそうな感じです。
Google Play(Android Market)の事はとりあえず後回しにして、「FT701W 7inch Tablet PC」のスペックを見てみましょう。
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モデル名:FT701W
プラットフォーム:Android 2.3
ディスプレイ:タッチパネル付7型ワイドTFT液晶(静電容量式)
解像度:1024 x 600 ドット 17:10 アクティブエリア (水平x垂直)153.6(H) x 90(V) mm
同時発色数:最大 1677万色
反応速度:16 msec
コントラスト比:800:1
最大輝度:450 cd/m2
視野角(上下):上70度(最大) 下80度(最大)
視野角(左右):左80度(最大) 右80度(最大)
ドットピッチ:0.15(H) x 0.15(V) mm
プロセッサ:Texas Instruments OMAP 4430
動作周波数:1GHz
コア数:2コア
メインメモリ:512MB
データストレージ:8GB
外部接続端子
【底面部】:ヘッドホン出力端子(ステレオ ミニジャック) x1
microUSBポート x1※12※13※14
microHDMIポート x1
カードスロット x1
スピーカ:内蔵ステレオスピーカ(1.5W + 1.5W)
マイク:内蔵マイク x1
カメラ
【前面部】 内蔵Webカメラ(有効画素数約200万画素)
【背面部】 内蔵Webカメラ(有効画素数約300万画素)
カードスロット (対応カード最大容量):microSDカード(32GB) x1
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n 準拠
Bluetooth:Bluetooth Ver.2.1 + EDR
センサー:加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー、デジタルコンパス、GPS
ICカードリーダー:NFC(ISO14443 Type A/B準拠)
クレイドル:赤外線送信機能付きクレイドル
電源:ACアダプタ (5V 1.8A)/リチウムポリマーバッテリ(3.7V/5400mAh)
ACアダプタ重量:約 83 g
動作環境/保存環境
動作温度:10℃~35℃ / 動作湿度:20%~80%(結露のないこと)
保存温度:-20℃~60℃ / 保存湿度: 10%~90%(結露のないこと)
電波障害対策:VCCI ClassB
バッテリ
【バッテリ駆動時間】 約12.5時間
【バッテリ充電時間】 動作充電:約6.5時間 / 非動作充電:約4.5時間
主な付属品
クレイドル、ACアダプタ、保証書、スタートアップガイド
外部寸法(幅×奥行き×高さ)
【タブレット本体】 194(W) x 130(D) x 11.5(H) mm
【クレイドル】 209(W) x 124(D) x 41(H) mm
重量
【タブレット本体】 約 395 g
【クレイドル】 約 170 g
添付ソフト
【Android標準】 カメラ、カレンダー、ギャラリー、ブラウザ、メール、音声レコーダー、音楽、検索、時計、設定、電卓
【日本語入力ソフト】 OpenWnnフリック入力対応版
【マーケット】 Tapnow Market
【統合オフィスソフト】 KINGSOFT Office for Android 7日間試用版
【セキュリティソフト】 KINGSOFT Mobile Security 7日間試用版
【マルチリモコンソフト】 リモコン。
【その他】 Adobe Flash Player、KDrive for Android
保証:1年間センドバック保証
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まぁ最近のタブレットとしては、スペックは充分だと思います。
このスペックの中で他のタブレットと違う個所が2つあります。
1つは、クレイドルを装着することで、赤外線送信が出来るということです。

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FT701Wを付属のクレイドルにセットして、プリインストールされている「リモコン」アプリを使えば、今お使いのほとんどのメーカーのテレビ、ブルーレイ/DVDレコーダー、ブルーレイ/DVDプレーヤー、CDプレーヤー、エアコンのリモコンとしても使えます。

※「リモコン。」アプリ対応メーカー
【テレビ】サンヨー、シャープ、DX アンテナ、東芝、バイデザイン、パナソニック、日立、船井、ユニデン
【ブルーレイ/DVD レコーダー】シャープ、東芝、パナソニック、船井
【ブルーレイ/DVD プレイヤー】オンキヨー、シャープ、東芝、パナソニック、日立、
【CD プレイヤー】オンキヨー、ケンウッド、ヤマハ
【エアコン】三菱電機、日立、パナソニック、シャープ、ダイキン、富士通ゼネラル、東芝
--------------------------------------------------------------------------
つまり家電のリモコン代わりになるという事なんです。
どうなんでしょうか。微妙ですね。おそらく使わないと思いますが、リモコンが壊れた時に一時的に使用する便利さはあると思います。

もう一つは、ICカードリーダー:NFC(ISO14443 Type A/B準拠)です。
「NFC」とは、13.56MHz帯域の電波を使用した「近接型」無線通信の規格です。
この通信規格のICチップを搭載している機器同士を10cm程度まで近づけると、双方が認識し、最大424kbpsで情報交換ができます。
フィリップスとソニーの共同開発によって誕生したNFCは、異なる無線通信規格の非接触ICカードとも互換性がある点や、上述した様に双方向通信が可能になる点で、これまで非接触ICカードで使用されている通信方式よりも優れています。

要はPASMO・SUICAです。ただし、PASMO・SUICAはFeliCaと呼ばれるICカードです。
世界的にみると、FeliCa方式を採用しているのは日本を含めごく一部であまり普及していません。
海外では非接触ICカード機能としては、国際標準であるISO14443タイプA/タイプBに準拠した方式により交通系、決済系サービスでの利用が広まりつつあります。
これら機能の携帯電話版では、NFC(Near Field Communication)という技術になるわけです。
最終的には、NFCを利用した相関図は以下のようになります。

ft7013.jpeg

この図は、内閣官房 IT戦略本部「IT新改革戦略政策パッケージの概要について」(2007.4.5、2010年の展望からです。

2007年の想定で2010年の展望という事なので、どうなんでしょうか。少し遅れているのか。それほど普及していないのかわかりませんが、NFCチップを積んだ携帯も販売されつつあります。
では、今現在での利用法はという事になりますが、NFCチップを積んだ端末同士でなんらかのアクションが取れることは間違いないようです。

では、なんで価格暴落なのかという事なのですが、不明です。
定価が39,800円。販売価格が29,800円。
この29,800円から原価率を30%にしても8,940円となります。
9,980円がいかに安いか分かります。



新しいiPad [iPad]

日本時間2011年3月8日AM3:00新しいiPadの発表が行われました。
日本での発売は、3月16日(金)になりました。
3月9日(金)には、Apple Storeで予約販売が始まりました。
第3世代iPadは、新しいiPadというネーミングです。英語で言えば、The new iPad。
価格帯は以下の通りです。
iPad3-01.jpg

iPad2の発売価格に比べ、1,000円~2,000円ほど安くなっています。性能Upで価格Downですから、これはいいでしょう。
今回の大きな性能Upは以下の3点です。
1.Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載2,048 × 1,536ピクセル、解像度264 ppi
2.バックカメラ iSightカメラ(500万画素)
3.Apple A5X CPU採用による、GPUクアッドコア(CPUはデュアルコア)+メモリ1GB

新しいiPadの、販売台数は3月19日に300万台を突破したとの事です。これはiPad2の売れ行きを上回るけど、iPad2発売時には、東日本大震災の影響があるので、単純に比較は出来ないものの、売れ行きが好調なのは間違いないでしょう。
新しいiPadを比較してみましょう。
iPad3-02.jpg

仕様的には、ディスプレイとカメラの強化がメインとなります。
また、 Bluetoothのバージョンが4.0になっています。
Bluetooth4.0は、省電力重視となっており、デュアルモードとシングルモードがあります。
規格化団体 Bluetooth SIG が、Bluetooth 4.0 製品向けの新ブランド " Bluetooth Smart " / " Bluetooth Smart Ready " を発表しました。v4.0から導入された低消費電力モードとの互換性をロゴで区別するためのものです。
ipad3-03.jpg

少し、分かりずらいですが、 Bluetooth4.0に対する対応になります。
Bluetooth Smart ReadyとBluetooth Smartと表示があるのは、 Bluetooth4.0になります。
Bluetooth Smartはボタン電池でも長時間駆動する低速・低消費電力モード(Bluetooth Low Energy)機器、心拍計やウェアラブルアクセサリなどに使用されます。このモードは互換性が無く、Bluetooth4.0対応の機器同士しか使えません。つまりシングルモードとなります。
Bluetooth Smart Readyは Bluetooth4.0+従来の Bluetooth規格で使用できるデュアルモードとなります。

Bluetoothは、従来の規格となり、 Bluetooth Smart Readyの Bluetooth4.0とは互換性がありますが、Bluetooth Smartの Bluetooth4.0とは互換性がありません。

Bluetoothの速度ですが、今までの Bluetooth2.1+EDRで1306.9kbpsの最大実効速度を持ちます。EDR (Enhanced Data Rate)をオプションで追加することにより、最大3Mbpsの通信に切り替えることが出来ます。 Bluetooth3.0からは、 HS (High Speed)をオプションで追加することにより、最大24Mbpsの通信に切り替えることが出来ます。(実効速度は10Mbps位)
ただ、 HS (High Speed)をオプション追加することにより、消費電力がシングルモードと同じとは考えづらく、それなりの電力を必要すると思われます。

新しいiPadでは、 Bluetooth 通信にBroadcom BCM4330が使用されています。
Broadcom BCM4330は、 Bluetooth4.0+HSを備えており、省電力かつ高速での通信が出来ます。
高速通信を行う場合は、当然、相対する機器が Bluetooth4.0+HSに対応していなければなりません。iPhone4Sなどが対応しています。
新しいiPad同士または、iPhone4Sとの通信には、その力を発揮することとなります。

iPadのスペックを比較してみました。
iPad3-04.jpg

CPUは、 Cortex-A9 MPCore ARMがベースになっているので、デュアルコア仕様でiPad2と同じです。
ただ組み込みGPUの仕様が異なっており、これはデュアルGPUが2つのクアッドコアとなっています。
CPUダイの大きさが、A5より30%ほど大きくなっているようです。
GPUは 「PowerVR SGX 543MP4」が組み込まれており、これは「PlayStation Vita」に搭載されているものと同型だそうです。
「PlayStation Vita」のGPUは、「PowerVR SGX 543MP4+」となっているので、なにかしら付加要素があるのでしょう。
メモリは1GBにアップされています。
まだ、それほどいじっていないので、何とも言えませんが確かに、ディスプレイの表示は綺麗です。

いろいろなベンチマークソフトで、iPad1st・iPad2nd・iPad3rdを比較してみました。
基本スペック
iPad3-05.jpg

各ベンチ結果
iPad3-06.jpg

Geakbench詳細
iPad3-07.jpg

Gensystek Benchmark
iPad3-08.jpg

こうしてみると、iPad1stとiPad2nbdとは、ベンチマークでしっかりと差異を見ることが出来ますが、iPad2ndとiPad3rdでは、ベンチマーク的な差はほとんどありません。
ただ、カメラ+ディスプレイ+ Bluetooth4.0(HS)はかなり魅力的だと思います。
2012年4月6日現在、iPad2の16GBがAppleストアで34,800円で販売されています。新しいiPad との差は、8,000円。
新しいiPadに+8,000円の価値は充分あると思いますがいかがでしょうか。

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iCloud ストレージ [iOS]

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iOS5をインストールすると、iCloudの設定が出来ます。
Apple IDを持っていれば、Apple IDを入力して、設定完了となり、iCloudが使用出来るようになります。
iCloudを使用すれば、複数のデバイスをiCloudを通して、同期し一括管理が出来ます。

iCloudの設定はAppleサイトにわかりやすく記載されているので、その通りに設定すれば問題ありませんが、自分のスタイルや利用方法によって、変わってきます。
その辺を、自分なりに理解した事を記述してみます。

今まで、iPadなどのデバイスを管理するのは、PC(iTunes)でした。
この役目をiCloudがするという考え方です。
従って、PCとデバイスが並列になり、iCloudが親機的存在になります。

基本的には、インターネット経由での、デバイス(iPhone・iPod touch・iPad)をメインにしたストレージサービスになります。
従って、iPod classic・iPod nano・iPod shuffleでは使用できません。

iCloudはiOS5をインストールすれば、自動的に使えるようになります。
iOS5をインストールした後、iCloudの設定画面になります。
iOS5をアップデートすると、バックアップファイル復旧途中でも、iCloudの設定が出来ますが、この段階で設定を行うと、バックアップ復旧がうまく出来ません。
全て完了してからiCloudの設定を行いましょう。

iCloud機能
iCloud Helpより
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iCloudでは、音楽、写真、App、連絡先、カレンダーなどを保存し、お使いのiOS 5デバイスやコンピュータにワイヤレスでプッシュ送信します。お使いのAppと統合されているので、すべてが自動的に行われます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
そしてiCloudの内容として次の項目が挙げられています。
● iTunes in the Cloud
●フォトストリーム
● Documents in the Cloud
● Appとブック
●バックアップ
●コンタクト、カレンダー、メール
●「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」
●「どこでもMy Mac」

各々の詳細は以下のようになります
● iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。

●フォトストリーム:iOSデバイスで写真を撮ると、ほかのデバイスに自動的に表示されます。同期する必要はありません。

● Documents in the Cloud:Documents in the CloudをサポートするAppを複数のデバイスにインストールしている場合は、それぞれのデバイスで書類が最新の状態に自動的に保たれます。

● Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。

●バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。

● コンタクト、カレンダー、メール:カレンダーや連絡先をiCloudに保存して、お使いの各デバイスで自動的に最新の状態に保ちます。iCloudでは、me.comのメールアカウントを取得して、新規メッセージをデバイスにプッシュ送信することもできます。iCloudでは、ブックマーク、リマインダー、およびメモも保存してプッシュ送信します。

● 「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」:iPhone、iPad、iPod touch、またはMacを置き忘れた場合でも、「iPhoneを探す」を使用して位置を地図上で探したり、最大音量で音を鳴らしたりできます。また、メッセージの送信や画面のロック、データの消去も可能です。icloud.comまたは任意のコンピュータで「iPhoneを探す」Webアプリケーションを使用したり、無料AppをダウンロードしてiOSデバイスで使用したりできます。

● 「どこでもMy Mac」:「どこでもMy Mac」を使用すると、ほかのMacからリモートのMacにインターネット経由で安全に接続し、ファイルにアクセスしたり、画面を管理したりできます。


これらを見て分かるように、複数台のデバイスを簡単に管理できるようになりました。
これは同期(シンク)ではなく自動プッシュのような感覚です。

今まで、デバイスの管理はPCによって行われていました。
もっとも、デバイスが1台のみでバックアップの必要がなければ、最初の起動以外PCを使わなくても問題ありません。
デバイスが2台以上になると、やはりPCで管理した方が楽です。もちろんPCを使わなくても出来ます。
従って、今まで通りPCで管理をするほうがいいという事ならあえて、iCloudを使わなくてもいいと思います。
PCで管理するときには、iTunes が必要になります。
iCloudに対応しているiTunesは、10.5以降になりますが、基本操作は変わっていません。

ここで少し整理してみます。
iCloudで自動ダウンロードが出来るのはiTunesで購入したものに限ります。
iTunesで購入できるのは、大きく分けると、メディアとアプリです。
● メディア関係:音楽・動画・TV番組
● アプリ関係:アプリケーション・ブック・その他

PCでの購入は、iTunes で全て出来ますが、iPhone・iPadでは、メディアはiTunes、アプリはAppstore、ブックは、iBookstore(日本では、使い物になりませんが)に分かれています。

iTunesでは、複数のPCやデバイスで同期・共有するための機能として、iOS5以前から、3つの機能があります。
1. ライブラリ共有機能
2. ホームシェアリング
3. 自動的にダウンロード

1.ライブラリ共有機能
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AppleのHelpより
最終更新日: 11 10月, 2011
概要
ローカルネットワーク上の別の iTunes ライブラリの項目を再生できます。
対象製品
iTunes 10 for Windows

ローカルネットワークを介してほかのコンピューターと接続している場合は、iTunes ライブラリ 内の項目を最大 5 台のコンピューターと共有できます。コンピューターに電源が入っていて iTunes が開いている場合、ネットワーク上のほかのコンピューターで共有項目を再生できます。ただし、共有項目をほかのコンピューターのライブラリにインポートすることはできません。
ホームネットワーク上のほかのコンピューターの iTunes ライブラリから項目をインポートしたい場合は、ホームシェアリング を有効にできます。
音楽の共有は、個人的な目的にのみ使用してください。
ほかのコンピューターとライブラリを共有するには:
1.[編集] メニュー> [設定] と選択し、[共有] をクリックして、[ローカルネットワーク上でライブラリを共有する] を選択します。
2.共有したい項目を選択します。
3.ほかのユーザーがこの項目を表示するときにパスワードの入力を要求するには、[パスワードを要求] を選択し、パスワードを入力します。
ライブラリ全体の共有を選択すると、共有ライブラリ を検索するように設定したほかのローカルコンピューターで、iTunes ウィンドウの [共有] にライブラリの名前が表示されます。ほかのユーザーが見る名前を変更するには、[iTunes] メニュー> [設定] と選択し、[一般] をクリックして、新しい名前を [ライブラリ名] フィールドに入力します。
共有を解除するには:
1.[編集] メニュー> [設定] と選択し、[共有] をクリックします。
2.[ローカルネットワーク上でライブラリを共有する] の選択を解除します。
ムービー、ラジオ局へのリンク、および、MP3、Apple ロスレス、AIFF、WAV、AAC ファイルを共有できます。Audible.com から購入した番組および QuickTime サウンドファイルは共有できません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

AppleのHelpを見ても分かるように、LANによって接続しているPC同士で、iTunesを通して、メディアファイルの共有が出来ます。
あくまで共有であって、インポートすることは出来ません。
また、PCの制限台数は5台となっています。

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2. ホームシェアリング
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AppleのHelpより
最終更新日: 08 6月, 2011
概要
iTunes のホームシェアリングとは、ご家庭内の最大 5 台までのコンピュータ間で iTunes のメディアライブラリを簡単に共有できる機能です。iOS デバイスや Apple TV (2nd generation) がご家庭の Wi-Fi ネットワークに接続している場合は、ホームシェアリングを使って、それらのデバイス上で iTunes のコンテンツを再生することもできます。

対象製品
Apple TV (2nd generation), iTunes 9, iPod touch, iTunes 10, iPhone, iPad

ホームシェアリングを使って家庭内のコンピュータ間で iTunes ライブラリを共有
ホームシェアリングを使えば、ご家庭内の最大 5 台までの認証されたコンピュータ間で、ミュージック、ムービー、テレビ番組、アプリケーション、その他をストリーミングまたは転送できます。そのためには、各コンピュータで同じ Apple ID を使って、ホームシェアリングを入にする 必要があります。設定が完了すると、ホームシェアリングを有効にしたコンピュータのすべてのライブラリが iTunes の「共有」エリアに表示されます。
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ホームシェアリングによって、認証済みのコンピュータからコンピュータにミュージックやビデオをストリーミングしたり、コンピュータのライブラリ間でミュージックをドラッグしたりできます。いずれかのホームシェアリング中のコンピュータで購入したものを、iTunes を使って自分のライブラリに自動的に読み込むようにすることもできます。そのためには、ライブラリを選択し、iTunes ウインドウの右下の「設定」ボタンを使ってコピーするコンテンツにチェックマークを入れます。

ホームシェアリングを使って iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV (2nd generation) との間で iTunes ライブラリを共有
ホームシェアリングは、ミュージック、ムービー、テレビ番組、その他のストリーミングの対象を iOS デバイスや Apple TV (2nd generation) にまで拡張します。ミュージック、ムービー、テレビ番組、その他をご家庭内の複数の iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV (2nd generation) にストリーミングするには、そのデバイス上でホームシェアリングを入にする必要があります。さらに、ご家庭の Wi-Fi ネットワーク上の各デバイスで同じ Apple ID を使う必要があります。
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注意:iOS でホームシェアリングを使うには iOS 4.3 以降、Apple TV では Apple TV (2nd generation) 以降が必要です。
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ホームシェアリングの設定
iTunes 10.2.0 および iOS 4.3.0 以降
iTunes
ホームシェアリングを利用する全てのPC(最大5台)でホームシェアリングを有効にします。
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iTunesの共有項目に表示されたPCを選択し、そのPCとのホームシェアリング設定を行います。
この操作を、ホームシェアリングする全てのPCで行います。
例えば3台のPCでホームシェアリングをしようとする時は、3台のPCでホームシェアリングを有効にし、各々のPCで他の2台のPCに対して、ホームシェアリング設定をします。

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デバイスに対して
ホームシェアリングを有効にする時は、各々のデバイスで項目ごとに、AppleIDとパスワードを入力します。
デバイスでは、ミュージックとビデオに対して、ホームシェアリングを有効にすることが出来ます。
アプリとブックは出来ないようです。(確認はしていません。)

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これらの設定を終了した以降に、購入したアイテムは、自動的にコピーされます。
どのPCで購入したものでも、他のPCにコピーされます。 
アカウントについて
ホームシェアリングは同一のアカウントに対して、行われるので、違うアカウントで登録した場合は、機能しません。
iTunes Storeで購入したアイテムは、ハードに対してではなく、アカウント(個人)に対して、使用権が与えられるので、このようなことが出来ます。

iTunes でiTunes Storeを利用する場合は、Apple IDが必要になります。
このApple IDをWAN上で識別する事で同一アカウントでの認識が出来ます。

iTunes Store でアイテムを購入するために、iTunesでApple IDを登録します。
ホームシェアリングをするために、同じApple IDでコンピュータを認証します。
デバイスでホームシェアリングをするために、同じApple IDでデバイスを認証します。

ホームシェアリングを利用するためには、iTunes Storeの登録とコンピュータの認証を行うのです。
コンピュータの認証は、5台までです。

3. 自動的にダウンロード
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AppleのHelpより
最終更新日: 23 8月, 2011
概要
iTunes 10.3 3 および iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすると、App Store、iBookstore、または iTunes Store から購入した項目は、すぐにほかのコンピュータおよびデバイスに自動的にダウンロードされます。
対象製品
iTunes Store
コンピュータ上で自動ダウンロードを有効にする
1.iTunes を起動します。
2.まだコンピュータが Apple ID で認証されていない場合は、「Store」>「このコンピュータを認証」」を選択して認証します。iTunes Store の認証についてはこちらの記事を参照してください。
3.Mac 場合は、「iTunes」>「環境設定」の順に選択し、「Store」タブをクリックします。
Windows の場合は、「編集」>「設定」の順に選択し、「Store」タブをクリックします。
4.「自動ダウンロード」セクションで、ミュージック、2App、ブックの自動ダウンロードを有効にします。
注意:チェックボックスが選択可能になっていない場合は、Apple ID で iTunes Store にサインインする必要があります。

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iPhone、iPad、iPod touch 上で自動ダウンロードを有効にする
1.デバイス上で「設定」>「Store」の順にタップします。
2.iTunes Store にまだサインインしていない場合は「サインイン」をタップします。
3.Apple ID とパスワードを入力します。
4.「オン」/「オフ」スイッチをタップして、各コンテンツタイプの自動ダウンロードを有効/無効にします。

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ヒント
■iBooks が表示されていない場合、iBooks の自動ダウンロードを有効にするには、App Store から iBooks をダウンロード してデバイスにインストールする必要があります。
■iPhone や iPad の Wi-Fi + 3G モデルでは、モバイルデータ通信ネットワークを使った自動ダウンロードを有効/無効にできます。モバイルデータ通信ネットワークを使った自動ダウンロードを有効/無効にするには、「設定」>「Store」の順にタップし、「モバイルデバイス」の横にある「オン」/「オフ」スイッチをタップします。モバイルデータ通信ネットワークを使ったダウンロードでは各ファイルのサイズが 20 MB 以下に制限されています。

追加情報
1.自動ダウンロードは、この機能を有効にした後に新規購入した項目にのみ適用されます。自動ダウンロードは iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。
2.現時点では自動ダウンロードを利用できるのは米国だけです。

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iTunes 10.3 3 および iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすると、App Store、iBookstore、または iTunes Store から購入した項目は、すぐにほかのコンピュータおよびデバイスに自動的にダウンロードされます。
自動ダウンロード機能の、「ミュージック」に関しては、アメリカのみと書いているので、デバイスの設定でも「App」と「ブック」しかありません。

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自動ダウンロード機能を有効してある、どのPCやデバイスでアイテムを購入しても、他のPC(iTunes)やデバイスを起動したときに、WAN上からダウンロードされます。

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※iOSデバイスからアクセスするためには、iTunes 10.2以降が必要

「ライブラリ共有」をONにしなくても、「ホームシェアリング」をONにすれば、ライブラリの共有はできます。
「ホームシェアリング」と「自動ダウンロード」は、別の機能と理解しています。

これらの機能をどう利用するかは、その人の環境及び利用方法によって、変わってきます。

さらに、iCloudが入り込んでくると、しっかりと整理して利用する必要性が出てきてしまいます。
iCloud
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AppleのHelpより
iCloudとは?
iCloudでは、音楽、写真、App、連絡先、カレンダーなどを保存し、お使いのiOS 5デバイスやコンピュータにワイヤレスでプッシュ送信します。お使いのAppと統合されているので、すべてが自動的に行われます。
たとえば、MacまたはWindowsコンピュータ上のiTunesで曲を購入すると、iPod touchやiPad上に表示されます。iPhoneで撮影した写真は自動的にiPadへ転送されます。iPhoneでPagesドキュメントの作成を開始して、iPadで完成することが可能です。iOSデバイスをDockに接続したり、コンピュータと同期したりする必要はありません。
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iCloudの内容
• iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。
• フォトストリーム:iOSデバイスで写真を撮ると、ほかのデバイスに自動的に表示されます。同期する必要はありません。
• Documents in the Cloud:Documents in the CloudをサポートするAppを複数のデバイスにインストールしている場合は、それぞれのデバイスで書類が最新の状態に自動的に保たれます。
• Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。
• バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。
• コンタクト、カレンダー、メール:カレンダーや連絡先をiCloudに保存して、お使いの各デバイスで自動的に最新の状態に保ちます。iCloudでは、me.comのメールアカウントを取得して、新規メッセージをデバイスにプッシュ送信することもできます。iCloudでは、ブックマーク、リマインダー、およびメモも保存してプッシュ送信します。
• 「iPhone(iPad、iPod touch、またはMac)を探す」:iPhone、iPad、iPod touch、またはMacを置き忘れた場合でも、「iPhoneを探す」を使用して位置を地図上で探したり、最大音量で音を鳴らしたりできます。また、メッセージの送信や画面のロック、データの消去も可能です。icloud.comまたは任意のコンピュータで「iPhoneを探す」Webアプリケーションを使用したり、無料AppをダウンロードしてiOSデバイスで使用したりできます。
• 「どこでもMy Mac」:「どこでもMy Mac」を使用すると、ほかのMacからリモートのMacにインターネット経由で安全に接続し、ファイルにアクセスしたり、画面を管理したりできます。
iCloudを使用するには、iOS5搭載のiPhone、iPad、iPod touch、またはOSXLionv10.7.2搭載のMacでiCloudアカウントを登録する必要があります。iCloudアカウントをまだお持ちでない場合や、すべてのデバイスでiCloudをまだ設定していない場合は、今すぐiCloudを設定してください。
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iCloudで関連してくる機能は、上のヘルプから
●.iTunes in the Cloud(米国のみ):iTunesで購入した音楽は、お使いのデバイスに自動的に表示されます。過去に購入した音楽やテレビ番組をダウンロードすることもできます。
●.Appとブック:購入したAppやブックは、すべてのiOSデバイスに自動的に表示されます。過去に購入したAppやブックをダウンロードすることもできます。
●.バックアップ:iOSデバイスを電源に接続して画面をロックすると、Wi-Fi経由で毎日自動的にバックアップされます。iCloudでバックアップされるのは、購入した音楽やテレビ番組(米国のみ)、App、ブック、カメラロール、デバイスの設定、Appデータ、ホーム画面とAppの配置、メッセージ(iMessage、SMS、およびMMS)、および着信音です。
の3項目になります。
端的に言ってしまうと、複数のPC及びデバイスを管理するのに全てiCloud(WAN)で出来るという事です。
そのために、iCloudのアカウントをとる必要があり、用意されているスペースは、無料で5GBです。
言い換えれば、iOSに特化された、ストレージサービスなのです。
iCloudの設定に関してAppleのサイトでは、「iPhone、iPad、iPod touch」「Mac」「Windowsパソコン」の設定方法が説明されています。
そして、どの説明でも最後に自動ダウンロードを有効にするようになっています。
この自動ダウンロードの設定画面を見るとアプリとブックしかありません。
前からある、自動ダウンロード機能と変わっていません。
という事は、自動ダウンロードはiCloudとは関係ないように見えますが、実際はiCloudの機能を前倒しで使っていたのでしょう。
自動ダウンロードを有効にしなくても、iCloudは使えます。

iCloudのアカウント
iCloudのアカウントにはApple IDを使用します。
一つのアカウントに対して、最大10台のデバイスやコンピュータ (両方合わせて10台まで)に関連付けでき、その容量は5GBです。
ここで注意したいのは、iTunes Storeのアカウントと同じでなくても良いという事です。
ただiCloudのアカウントを2つ作れば、グループ分けされるので、同期できない項目が出てきます。

まず容量の5GBですが、Appleのヘルプには以下の記述がされています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
AppleのHelpより
iCloudアカウントでは、メール、書類、iCloudバックアップなどの保存用に、5 GBの無料のストレージが用意されています。購入した音楽、App、ブック、テレビ番組や、フォトストリームは、5 GBの無料のストレージを使用しません。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「購入した音楽、App、ブック、テレビ番組や、フォトストリームは、5 GBの無料のストレージを使用しません。」
と書いてあるように、iTunes Storeで購入したアイテム本体は、購入履歴からリンクされるようになっています。
音楽、テレビ番組の自動ダウンロードは出来ませんが、バックアップは出来るという事なのでしょう。
何れにしても、iCloudのアカウントをひとつ取得すれば、自分専用のスペースが5GB出来ます。

iCloudの利用
では、実際にどのようにiCloudを利用していけば良いのでしょう。
そのためには、自分の環境の把握と管理方法を決めておく必要がります。

CHKPOINT
1.所有している、デバイス及びPCがいくつあるのか、またグループをどうするのか。
2.自動ダウンロードを利用するのか。
3.iCloudを利用して管理をするのか、それともPCをメインに管理をするのか。
環境と管理方法により、iCloudの設定が違ってきますし、いろいろな方法での設定ができます。
そこで一つ例を挙げてみます。

環境
PC:MAC、Windowsの2台
デバイス:iPod touch 2台+iPad 2台
この例は、夫婦でiCloudを利用するという仮定にします。
iPod touch(iPhoneでも同じ)、iPadを各々1台ずつ所有し、PCはWindowsとMACを別々に所有している。
またアイテムは、同じものを使いたいけど、個人のデータは分けたい。
同期とバックアップは、各々のPCで行いたい。

管理方法
● WindowsPCでアイテムの購入を行う。
● MACPCでデバイスの同期、バックアップを行う。
● iTunes Storeのアカウントは全てひとつにする。
● iCloudのアカウントは、2つのグループにする。
WindowsPC+iPod touch 1+iPad 1(Aグループ)
MACPC+iPod touch 2+iPad 2(Bグループ)
● 自動ダウンロードを利用しない。
● PC間でホームシェアリングする。

Apple ID取得数
このような管理をする場合、Apple IDは2つ必要になります。
● iTunes Storeのアカウントにひとつ
● iCloudのアカウントに1つ
すべてのPC、デバイスのiTunes StoreはひとつのApple IDで統一します。
これは、アイテムの購入が1回のみで、全てのデバイスに使用できるからです。

iCloudのアカウント
● AグループにiTunes Storeのアカウントを使います。
● Bグループに別のApple IDアカウントを使います。


ホームシェアリング
PC間でホームシェアリングの設定をします。この時自動ダウンロードは利用しません。
ホームシェアリングを行うことで、新しく購入したアイテムのコピーが行われるので、PC間では同じ状態が保たれます。
PCを2台使う理由は、個人的にアイテムのバックアップを取る為です。
購入したアイテムは、履歴に残るので仮にPCが動かなくなっても、新たにダウンロードすることは出来ますが、アイテム数が多くなると、かなりの時間がかかります。

自動ダウンロード
この例では、自動ダウンロードは使いません。
自動ダウンロードは、同じiTunes StoreのアカウントのPC、デバイスのどこから購入しても、他のPC、デバイスを起動したときに、自動的にダウンロードされます。
ただ、PCのiTunes管理で同期を取る時に、かえって邪魔になることがあります。
また、アプリをフォルダで整理をしている場合は、自動ダウンロードされても、手動でフォルダ分けする必要があります。デバイス上でのこの作業は結構手間がかかるので、PC上で行った方が速いです。
このような理由から自動ダウンロードは使いません。購入したアイテムであれば手動でダウンロード出来るので、充分だと思います。

表にしてみると以下のようになります。

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このように、iCloudの利用方針が決まれば後は設定するだけです。


デバイスの設定
デバイスの設定は、iCloudのアカウント取得になるので、各々のデバイスからApple IDでサインインすればOKです。

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後は利用目的によって、オン・オフの設定をします。
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Windows PCの設定
Appleサイトより「iCloud Control Panel for Windows」をダウンロードしインストールします。
Windowsの「スタート」メニューで「コントロールパネル」「ネットワークとインターネット接続」「iCloud」を選択し、iCloudで使用するApple IDでサインインします。

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後は利用する項目にチェックをいれます。

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MAC PCの設定
MacにOS X Lionの最新バージョンが搭載されていることを確認します。(OS X Lion v10.7.2以降)
「システム環境設定」を選びます。「iCloud」をクリックし、iCloudで使用するApple IDでサインインします。
後は利用する項目にチェックをいれます。

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iCloudのアカウントについて、Apple Helpに少し気になることが記載されています。
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AppleのHelpより
Apple ID と iCloud について
• 最終更新日: 18 10月, 2011
概要
Apple ID は、Apple の広範なサービスにログインする際に使うメールアドレスです。iCloud にコンテンツを保存したり、iTunes Store で曲を購入したり、App Store から App をダウンロードする際に使います。
iPhone、 iPad、または iPod touch をセットアップする際は、iCloud サービスと、iTunes Store、App Store、iBookstore で、同じ Apple ID を使いますが、iCloud サービスには、ストアでの購入 (iTunes in the Cloud と iTunes Match を含む) 時に使う Apple ID とは別の Apple ID を使うことができます。ストアでの購入時と同じ Apple ID を使っても、違う ID を使っても、iCloud で利用できるサービスは同じです。

~中略~

注意:ストアでの購入時に使う Apple ID は、いつでも変更できますが、iTunes in the Cloud のアカウントは、90 日間変更できません。詳しくは、こちらの記事 を参照してください。
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で文中の「こちらの記事」は以下の通りです。
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AppleのHelpより
iTunes Store:デバイスやコンピュータを Apple ID に関連付ける
• 最終更新日: 16 6月, 2011
概要
iTunes 10.3 や iOS 4.3.3 以降では、自動ダウンロードを有効にすることにより、購入した項目を iOS デバイスやコンピュータに自動的にダウンロードできます。以前購入した項目も iOS デバイスやコンピュータにダウンロードできます。1
対象製品
iPhone, iPod touch, iTunes Store, iTunes, iPad

自動ダウンロードを有効にしたり、以前購入した項目を iOS デバイスやコンピュータにダウンロードすると、そのデバイスやコンピュータがお使いの Apple ID に関連付けられます。Apple ID は最大 10 台のデバイスやコンピュータ (両方合わせて 10 台まで) に関連付けできます。各コンピュータは同じ Apple ID を使って認証する必要があります。デバイスやコンピュータが特定の Apple ID に関連付けられると、そのデバイスやコンピュータはその後 90 日間、別の Apple ID に関連付けできなくなります。現在どのデバイスやコンピュータが関連付けられているかを調べたり、使っていないデバイスやコンピュータを削除したり、あと何日たてばそのデバイスやコンピュータを別の Apple ID に関連付けできるようになるのかを調べるには、コンピュータ上の iTunes の「アカウント情報」ページにアクセスします。手順は次の通りです。

1.iTunes を起動します。
2.iTunes のメニューから「Store」>「サインイン」を選択し、お使いの Apple ID にサインインします。
3.iTunes のメニューから「Store」>「マイアカウントを表示」を選択します。
4.「アカウント情報」画面で「デバイスの管理」をクリックします。
各デバイス名やコンピュータ名の横に Apple ID に関連付けられた日付が表示されているのがわかります。また、現在関連付けられているデバイスやコンピュータを別の Apple ID に関連付けられるようになるまでの日数も確認できます。
関連付けられているデバイスやコンピュータを削除する
デバイスやコンピュータを Apple ID から削除するには次のように操作します。
1.iTunes を起動します。
2.iTunes のメニューから「Store」>「サインイン」を選択し、お使いの Apple ID にサインインします。
3.iTunes のメニューから「Store」>「マイアカウントを表示」を選択します。
4.「アカウント情報」画面で「デバイスの管理」をクリックします。
5.関連付けを解除したいデバイス名の横にある「削除」ボタンをクリックします。
注意:デバイスを Apple ID から削除しても、90 日間のタイマーは無効にはなりません。したがって、デバイスが関連付けられた日から 90 日が経過するまでそのデバイスを別の Apple ID に関連付けることはできません。
追加情報
1自動ダウンロードや以前購入した項目のダウンロードは iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。自動ダウンロードや以前購入したミュージックのダウンロードは米国でのみサポートされています。また、iPhone 4 (CDMA モデル) とは互換性がありません。過去に購入した項目がもはや iTunes Store で販売されていない場合は、その項目をダウンロードできないことがあります。

iTunesから購入したアプリや書籍の自動ダウンロードが関連付けられるのは10台のMacあるいはiOSデバイスで,iCloudに関連付けられたデバイスの管理はiTunesの「マイアカウント」から行えるのですが,一度関連付けを解除すると90日間は他のApple IDに関連付けることができません.
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日付を見ると、iOS5以前になっていますが、文面からiCloud の記述の事と分ります。
この文面から、iCloud のアカウントを一度登録したら90日間は変える事が出来ません。削除は出来るけど、別のApple IDで登録することは出来ません。と理解できます。

事実、このような画面が表示されたという事がネット上にありました。

icloud019.png

そこで実際に試してみました。
同じApple IDで登録したiCloudアカウントのデバイスが4台あります。
そのうちの、1台のiCloudのアカウントを削除し、別のApple IDで登録(サインイン)をして見ました。
何事もなく、登録することが出来ました。
良く分りませんが、iCloudのアカウント自体を削除したのではなく、(3台が使っています。)1台だけ変えたから、出来たのかも知れません。
後から設定を変えたいという事はあると思いますが、90日間の縛りがどういう風になされているか分りません。
ただ、自分が試した限りでは問題なく出来たという事なので、あくまで参考という事にしてください。

iCloudとは直接関係ありませんが、iOS5の機能に「WiFiシンク」があります。
今回の例のように、PCでデバイスの同期を取る場合に、とても便利な機能です。
今までは、PCでデバイスの同期を取る場合には、デバイスをUSB接続する必要がありました。
この機能は、WiFiで同期及びバックアップが取れるので、USB接続する必要がありません。

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Wi-Fiシンク
Wi-Fi接続を共有していれば、iOSデバイスとMacまたはWindowsパソコンを、ワイヤレスでシンクさせることができます。 iOSデバイスを電源に接続するたびに(たとえば寝る前に充電する時など)、iTunesにあるすべての新しいコンテンツを自動的にシンクし、バックアッ プを作ります。つまり、あなたの映画、ホームビデオ、写真のアルバムへはいつでも、どこからでもアクセスできる、というわけです。

設定はいたって簡単です。
最初にデバイスをUSB接続します、iTunes上で、そのデバイスを選択し、概要タブを選択します。
下の方に「オプション」項目があるので、「WiFi経由でこのiPadと同期」にチェックを入れます。
この状態で、同期します。これで設定が出来たので以降はUSB接続しなくても、デバイスが起動していれば、PCのiTunes上にデバイス名が表示されます。

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うまく説明できたかどうか不安ですが、複数台のデバイスをお持ちの方の参考になればと思います。

iTunesのデータファイル移動 [Mac]

iTunesのデータファイル(音楽ファイルやアプリケーション)を既定以外の別のフォルダやドライブに設定することが出来ます。
この方法は、Appleサイトに掲載されているので、そこを参照すれば、設定を変えることが出来ます。
Windows
http://support.apple.com/kb/HT1364?viewlocale=ja_JP
Mac OSX
http://support.apple.com/kb/HT1449?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

この操作は、データファイルの保存フォルダ「iTunes Media」を所定の場所にコピーをして、その場所を保存フォルダに設定する手順になります。
「iTunes Media」の保存場所は以下の通りです。
Windows
C:\Users\Kunihiro\Music\iTunes\iTunes Media
Mac OSX
/User/ユーザ名/Music/iTunes/ iTunes Media

「iTunes」フォルダは、以下のように構成されています。
itunes_move001.png

今回は、Windows7の設定を変更してみました。

iTunesのデータフォルダ設定を変えようと考えた理由は、Windows7のインストールされた、HDDをSSDに変えたからです。
SSDは容量が多くないため、iTunesのデータフォルダを別のHDDドライブに設定しようと思ったわけです。

Appleサイトに掲載されている方法は、継続使用での移動方法で、Windowsを再インストールした後の設定方法は記載されていません。
やりたいことは、今まで既定の設定でiTunesを使用していたけど、別のPCあるいは別のドライブにiTunesをインストールし、iTunes Mediaフォルダの設定を既定以外に設定しようという事です。

基本的には、今まで使用していたPCで、iTunes関係のフォルダ・ファイルをバックアップしておき、別のPCにiTunesをインストールした後、バックアップフォルダ及びファイルを所定の場所に上書きしてから、Appleサイトに掲載されている方法で行えばいいのです。

ただ、私の場合の状況を考えると、この方法では、できない可能性があります。
今回、新設するSSDの容量は、128GBです。
iTunes Mediaフォルダの現況サイズは、60GB以上あります。
Windowsをインストールし、アプリケーションなどをインストールした後、SSDの残容量が、60GBを切ってしまったら、この方法では出来ません。
また、これだけのサイズのフォルダを、2回もコピーするのは、面倒です。

そこで、私は以下の手順で設定変更をしてみました。

1.iTunes 関係のフォルダを全てバックアップする。
Wimndows7の場合のiTunes 関係のフォルダの収納フォルダとファイルは以下の通りです。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Apple Computer\iTunes
Cache.db
goog-phish-shavar.dat
goog-phish-shavar.db
iPodDevices.xml
iTunesPrefs.xml

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer
itunes_move002.png

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes
itunes_move003.png

CD Info.cidb
com.apple.iTunes.Gracenote.plist
http_www.apple.com_0.localstorage
iTunesPrefs.xml

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\Cookies
Cookies.binarycookies
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\iPod Software Updates
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\iPod Updater Logs
iPodUpdater 8.log
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\iTunes Plug-ins

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\Logs

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup\数字とアルファベットのフォルダ(このフォルダは使用しているiPadなどのバックアップデータです。)

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\Preferences
com.apple.iTunes.plist

C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes

itunes_move004.png
iTunes Library Extras.itdb
iTunes Library Genius.itdb
iTunes Library.itl
iTunes Music Library.xml
sentinel

C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\Album Artwork
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media
itunes_move005.png

.iTunes Preferences.plist
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media\Automatically Add to iTunes
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media\iTunes に自動的に追加
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media\Mobile Applications
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media\Music
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\Previous iTunes Libraries
iTunes Library 2011-10-14.itl

これらのフォルダ・ファイルの中には、直接関係のないものもありますが、全てバックアップを取ります。
フォルダ「AppData」は隠しフォルダです。

細かく書きましたが要は、以下の3つのフォルダをバックアップすればいいのです。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Apple Computer\iTunes
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes(「iTunes Media」フォルダはバックアップしません。)

2. C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Mediaフォルダを、新しく設定するドライブにコピーします。
例:D:\My Music\iTunes

3.Windowsをインストール(別のPCであれば必要なし)し、iTunesをインストールします。

4.隠しフォルダを表示させ、所定の場所にバックアップしたフォルダファイルをコピーします。

5.iTunesを起動しiTunesの設定を開き「詳細」タブをクリックします。
「変更」をクリックしiTunes Mediaフォルダの場所を指定します。
itunes_move006.png

これで、今まで通りの状況で、データファイルの保存場所のみ変更できます。

私の環境下では、この方法で出来ましたが、環境によっては、差異があると思いますので自己責任にてお願い致します。

Mac OSXでは、試していませんがMac OSXの方がフォルダ構成が単純なので、出来ると思います。

HDDのSSD化-3 [Computer]

今までの結果を表でまとめてみました。

HDDとSSD2機種の比較
isrt022.jpg

HDD速度を「1」とした時の倍率
isrt023.jpg

「Intel Smart Response Technology」機能を構成した時の速度
isrt024.jpg

HDD速度を「1」とした時の倍率
isrt025.jpg

「Intel Smart Response Technology」機能単純比較 Read
isrt026.jpg

「Intel Smart Response Technology」機能単純比較 Write
isrt027.jpg

ISRT:Intel Smart Response Technology
HDD:WDC WD5000AACS SATA2 3Gb/s
SSD3Gb:OCZSSD2-1VTXPL60G SATA2 3Gb/s
SSD6Gb:CT064M4SSD2(FW0009) SATA3 6Gb/s
Enhanced Mode:拡張モード  
Maximized Mode:最速モード

書込み速度を実際に計ってみました。ISRT HDD+SSD6Gb
isrt028.jpg

今回、初めてSSDを導入してみました。
HDDの代用として使用するのには、やはり250GB位欲しいです。
最近SSDの価格は安くなりましたが、250GB 6Gb/sになると3~5万円はします。
64GBサイズになると、価格も手頃で、3Gb/s製品では、5,000円台のSSDも出ています。
6Gb/s製品でも8,000円台で購入できます。
「Intel Smart Response Technology」を利用したSSDの使用方法は現在においては、かなり有効的な使い方だと思います。


HDDのSSD化-2 [Computer]

そこで、SATA3 6Gb/sの転送速度を持つSSDで試してみます。
使用したSSDは、Crucial CT064M4SSD2 SATA6Gb/sです。
CT064M4SSD2は新しいファームウエアが公開されており、このファームウエアでは速度が向上されているようです。
従って、最初に行う事は、ファームウエアアップです。
● まず、新しいファームウエアをCrucialのサイトからDownloadします。
● Downloadしたファイルを解凍すると「C400-0001-or-0002-to-0009-Crucial_00.iso」というファイルが抽出されます。
● ISOファイルなので、CDに焼きます。

ファームウエアアップの前に、現況RAIDを解除しなくてはいけません。
設定ユーティリティ名が「Intel Rapid Storage Technology」からでは、解除の項目が見つかりません。他のHDDに組み替えることは出来そうなのですが・・・・?
仕方がないので、BIOS上のRAIDセットアップで解除することにしました。
BIOS上のRAIDセットアップ画面では、英語オンリーしかも、よくわからない。
最近RAID構成をしていないし。
最初は、起動HDDのRAID設定が外れていなかったらしく、危うくOSの再インストールかと思いましたが、なんとか解除できました。
IntelチップのRAID構成なので、共通だとは思いますが、解除するときは、よく調べてから行ってください。


CT064M4SSD2ファームウエアアップ手順
● BIOSで起動順序をCDに変えます。
● BIOSでHDD設定をIDEに変えます。
● 電源を落とし、SSDを取り付けます。この時、必ずIntelデバイスのSATA6Gb/sポート0番に接続します。
● 後は、電源を入れるとCDが起動しファームウエアアップが開始されるので、手順に従って行えばOKです。
途中に1回「yes」と入れるだけです。
● PCを再起動しBIOS設定を直します。
● BIOSでHDD設定をRAIDに変えます。

「EZ-Smart Response」による設定手順は前と同様になります。

SSD(CrucialCT064M4SSD2 SATA6Gb/s Firm0002)のデータ
isrt008.png

SSD(CrucialCT064M4SSD2 SATA6Gb/s Firm0009)のデータ
isrt009.png

SSD(CrucialCT064M4SSD2 SATA6Gb/s Firm0009)のInfo
isrt010.png

「Intel Rapid Storage Technology」拡張モード
isrt011.png

「Intel Rapid Storage Technology」最速モード
isrt012.png

「Intel Rapid Storage Technology」最速モード データサイズ2000MB
isrt013.png

さすがに、これ位速くなると、操作をしていても体感できます。

「Intel Rapid Storage Technology」
ステータスでは、キャッシュのRAIDが構成されているのが分かります。
isrt014.png

「作成」画面では、RAIDを作成することが出来ます。
isrt015.png

「管理」画面では、ディスクの概要を知る事が出来ます。
アレイの概要
isrt016.png

SSDの概要
isrt017.png

HDDの概要
isrt018.png

「高速」では、「拡張モード」と「最速モード」を切り替えることが出来ます。
isrt019.png

isrt020.png

プリファレンス
isrt021.png

HDDのSSD化-3


HDDのSSD化-1 [Computer]

ここのところ、Mac系デバイスにはまっていいて、DOSV系マシンのアップには、少し遠のいていました。
最近の、新しいCPUはソケットを変えてくるので、そのたびに、マザーボードとCPUを購入するのは、厳しいんです。
Intelでは、X58とP55。AMDでは、890FXまでは、頑張っていましたが、それ以降はしばらく様子を見ていました。そんな時、ヤマダ電機のパーツ売り場に、GIGABYTEのZ68を積んだマザーボードが、特価品(展示開封品)として販売されていました。
製品名は、「GA-Z68X-UD7-B3」で19,800円。最近の価格情勢は分りませんが、明らかに安いのが目に見えていました。でもCPUも購入しなくてはいけません。
悩みましたが、思い切って購入しました。当然CPUもです。
いろいろ調べていくと、この「Intel Z68」チップいろいろと面白そうです。
その中に「Intel Smart Response Technology」と呼ばれる機能があります。
これは、接続した通常のSSDを、HDDのキャッシュとして利用する技術です。
つまり、SSDをキャッシュとして使い、HDDの速度をSSD並みにしてしまおうという事です。
基本的には、2台のRAIDを組むのですが、この機能にえらく惹かれました。
まだまだ、SSDは高いです。HDD代りに使うには、価格的に抵抗あります。
それでも、64GB位のSSDは手が届かない価格ではありません。
安いもので、5,000円台からあります。
そこで、SSD(OCZSSD2-1VTXPL60G SATA3Gbps)を1台購入し、「Intel Smart Response Technology」を試してみました。
isrt001.png

「Intel Smart Response Technology」を使用するには、BIOSをRAID構成にしなくてはなりません。
この操作は、Winndowsをインストールする前に設定します。
つまり、BIOSが、IDEあるいはAHCIでの設定でWindowsをインストールすると、使えません。
その時は、Windows の再インストールとなるわけです。
XPのRAID設定みたいです。Windows のインストール時にドライバを組み込み必要があるようです。

通常の設定
● BIOS設定でHDDをRAID構成にします。
● RAIDユーティリティでRAIDを組む必要はありません。機器が認識されればOKです。
● Windowsをインストールします。
● インストール後電源を落としSSDを取り付けます。
この時に、SATAポートは、「Intel Z68」チップのポートを使用します。
● Windows起動後、「Intel Rapid Storage Driver」をインストールします。
● インストール後、「Intel Rapid Storage Technology」を起動し、メニューの「高速」を選んで「高速の有効」をクリックすれば設定完了です。
「高速の有効」設定では、キャッシュサイズを設定できます。デフォルトで18.6GBという数字が用意されているほか、64GBを上限にSSDの最大容量を割り当てることもできるようです。最大64GBなので、それ以上のサイズのSSDを使用しても、残りの分はキャッシュとしては利用できません。

同じような言葉が出てきて分りづらいのですが、
機能名が「Intel Smart Response Technology」インテル・スマートレスポンス・テクノロジー
ドライバ名が「Intel Rapid Storage Driver」インテル・ラピッドストレージ・ドライバ
設定ユーティリティ名が「Intel Rapid Storage Technology」インテル・ラピッドストレージ・テクノロジー
となります。
この設定でSSDを、HDDのキャッシュとして利用出来るのですが、私はこの方法での設定をしませんでした。
というのも、「GA-Z68X-UD7-B3」には、「EZ-Smart Response」というユーティリティが付属しており、インストール済みのWindows からでも設定できるのです。

「EZ-Smart Response」による設定
● 「EZ-Smart Response」をWindowsにインストールします。
● インストール後電源を落としSSDを取り付けます。
この時に、SATAポートは、「Intel Z68」チップのポートを使用します。
● BIOS設定でHDDをRAID構成にします。
RAIDユーティリティでRAIDを組む必要はありません。機器が認識されればOKです。
● Windows起動後、「EZ-Smart Response」を起動すれば、後は自動的に「Intel Rapid Storage Driver」が組み込まれ、設定も完了しています。
● 「Intel Rapid Storage Technology」が起動しているので、Windowsのツールバーから、「Intel Rapid Storage Technology」の設定画面を表示させます。
● 「Intel Rapid Storage Technology」では、デフォルトで「拡張モード」で設定されています。これを「最速モード」に切り換えることもできます。

● 拡張モード:データをSSDとHDD両方同時に書き込んでいるため、片方のデータが失われてもキャッシュが残ります。従って書き込み速度はHDDの速度になります。
● 最速モード:先にSSDに書き込み、後からHDDに転送するというやり方をとります。書き込み速度はSSDの速度に準じます。ただしHDDに書き込む前にSSDでデータが失われてしまった場合、データを取り戻すことができません。HDDへの書き込みはCPがアイドル時に行うようです。当然、終了時にも書き込みが行われると思います。つまりフリーズなどの異常終了しなければ、きちんとHDDに書き込まれると理解しています。
ドライバが組み込まれます。
isrt002.png

それでは、どの位速くなるのでしょうか?
HDD(WD5000AACS)のデータ
isrt003.png

SSD(OCZSSD2-1VTXPL60G SATA3Gbps)のデータ
isrt004.png

「Intel Rapid Storage Technology」拡張モード
isrt005.png

「Intel Rapid Storage Technology」最速モード
isrt006.png

速度テストに「CrystalDiskMark 3.0.1」を使用しました。
ここで「CrystalDiskMark 3.0.1」の項目を確認しておきます。
回数ですが、多ければ平均値の誤差が少なくなるので多いほどいいのですが、時間がかかるのでデフォルトの5回でいいのではないでしょうか。
次にファイルサイズですが、CrystalDiskMarkは計測のためのファイルを作成します。
そのファイルサイズを設定します。3.0からデフォルトで1000MBになりました。(2.0では100MB)
サイズが大きいほど、正確な数値が取れるようです、サイズが小さいとキャッシュ状況で、極端に速い数値が出るようなので、最低でも1000MBで計測した方がいいようです。(出来れば2000MBがお進めのようです。)
Read項目は読込み、Write項目は書込み速度です。
Seq:シーケンシャル速度
512K:ランダム512KB
4K:ランダム4KB
4K QD32: NCQ 4KBQueue Depth32命令

シーケンシャルアクセスとは、ドライブ内で一連の領域へ対する読み書きのことを意味します。
ランダムアクセスとはドライブ内で分散した領域へランダムに読み書きすることです。
シーケンシャルアクセスはファイルのコピーや大きなデータファイルを開く速度に影響し、ランダムアクセスはプログラムやシステムの起動など、大量の小さなファイルを読み込む場合の速度に影響します。

シーケンシャルアクセス-連続した領域に対する読み書きの速度-ファイル操作などに影響
ランダムアクセス-分散した領域に対する読み書きの速度-プログラムの起動などに影響

QD32は、NCQ(Native Command Queuing)による性能向上をベンチマークするためのテストです。
NCQとは、HDDやSSDが複数の読み込み・書き込み命令を同時に受け取ったときに、同時処理や順序の並び替えにより、パフォーマンスを向上させる仕組みです。
QD(Queue Depth)とは、同時に発行される命令数を表します。つまり、このテストでは32個の命令を同時発行しています。
(4KQDの転送速度)÷(4Kの転送速度)×100=100を超えるとNCQが有効に機能しているそうです。

表示されているサイズですが、「512KB」は大きなデータを「512KB」に分割し、ランダムに読み書きします。
断片化みたいな感じで配置されるので、速度が「seg」より遅くなります。
「4KB」は、大きなデータを「4KB」に分割し、ランダムに読み書きします。
「512k」よりもデータが小さく、バラバラに配置されるため、測定内で一番遅い結果になります。

「CrystalDiskMark 3.0.1」では、テストデータの選択が出来ます。
isrt007.png

SSDによっては、圧縮効率の高いファイルでの転送効率の高いものもあるようです。そのようなSSDでは、公証速度がデフォルト(ランダム)では、出ないようです。

デフォルト (ランダム):圧縮効率の悪いテストデータ
All 0x00(0Fill):圧縮効率の高いテストデータ
All 0xFF(1Fill):圧縮効率の高いテストデータ
All 0x00(0Fill)とAll 0xFF(1Fill)の違いですが、
0x00で統一されデータ圧縮効率の高い「All 0x00(0Fill)」
0xFFで統一されデータ圧縮効率の高い「All 0xFF(1Fill)」
となっています。
良くわかりませんがあるサイトの説明では以下のようになっています。
----------------------------------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMarkの「0Fill」モードは読み書きを全て「0」データで行い性能を測ります。通常はランダムなデータを書き込みます。何が違ってくるかというと、全て「0」ですのでSSDコントローラーが行うデータ圧縮が非常に効果的に働き、スコアがグンと伸びます。ドライブの最高速度を測ることができる反面、通常使用時は「0」ばかり読み書きするということはまず無いため、実際の使用感と乖離してしまうデメリットがあります。
------------------------------------------------------------------------------------------------
これから推測すると、0x00なので0 2進数8ビットで00000000
これに対して0xFFですが、16進数FFは10進法で255 2進数8ビットで11111111
という事で、「0」データか「1」データ化の違いという事で理解しています。
ここでのデータは、全てデフォルト(ランダム)で計測しています。

結果、最速モード設定での「Intel Smart Response Technology」機能は、充分な数値は出ています。
実際での使用感は、「早くなっているような気がする」という感じでしょうか。早くなっているのは、間違いありませんが体感的な速度アップまではいっていないような気がします。

HDDのSSD化-2

dynabook AZ カスタムROM [Android]

dynabook AZにAndroidMarket導入しましたが、いまいち使えません。

dynabook AZ AndroidMarket導入及び立ち上がり問題修正ROMがあります。
ロシアのサイトだと思いますが、このROMは素敵です。
なにより、普通にインストールした状態で、AndroidMarketが導入され、dynabook AZ特有の立ち上がり問題まで修正されるのです。
今年の5月頃このROMの存在を知り、導入してみました。軽快に動作しています。

最近、新しいROMがアップロードされていました。
ROM Downloadサイト
http://narod.ru/disk/14151973001/ac100_flash_v4b.7z.html
適用方法(準備編)

ROMの導入は自己責任でお願いします。場合によってはメーカーのサポートが受けられなくなる可能性がありますのでご注意下さい。

ダウンロード

Яндекс.Народ
ファイル名 : ac100_flash_v4b.7z
容量 : 151,421,999 バイト
http://narod.ru/disk/14151973001/ac100_flash_v4b.7z.html

このような画面が現れると思いますので、左下の画像認証の数字を入力して緑色のボタンをクリックします。
azrom001.png

5秒くらい待つと、このようにファイルを保存しますか?というダイアログが出てきますので保存します。
azrom002.png

※待ってもダウンロードが始まらない場合は、画像認証後の画面で、画像のような場所にある青いリンクを右クリックして、「対象をファイルに保存」や「名前をつけてリンク先を保存」を行ってください。
azrom003.png

7zの解凍とフォルダ移動
各解凍ソフトで7zを解凍します。

展開したフォルダ「ac100_flash_v4b」を作業しやすいようにCドライブ直下にコピーします。
念のためしっかり解凍されているかチェックします。このようになっていればOKです。
azrom004.png

前の「ac100_flash_v3a」とはファイル構成が若干違っています。
azrom005.png

ドライバのインストール
dynabook AZとPCをminiUSBでつなぎ、ESCとCTRLを押しながら起動します。
起動については画面表示は行われないリカバリーモードのため、電源ランプが点灯しているか確認します。

デバイスマネージャを開き、ほかのデバイスに"APX"という項目があることを確認します。
APXを右クリックして、"ドライバ ソフトウェアの更新"をクリックして選択します。
azrom006.png

「コンピュータを参照してドライバ ソフトウェアを検索します。」を選びます。
azrom007.png

展開したフォルダ「ac100_flash_v4b」内の「usbpcdriver」を選びます。選んだら「次へ」で進みます。
azrom008.png

警告画面では「このドライバ ソフトウェアをインストールします。」をクリックします。
azrom009.png

正しく適用されればこのような画面が表示されます。
azrom011.png

azrom012.png

これで準備が整いました。このまま進めても問題ありませんが、dynabook AZのバックアップを取りたい時は以下の作業を行います。

dynabook AZは起動したままです。

nvflashでバックアップ

コマンドプロンプトを起動します。
カレントディレクトリを「C:\ac100_flash_v4b」変更します。
cd c:\ac100_flash_v4b\nvflash
以下のファイルを起動します。
nvflash.exe --bl fastboot.stock.bin --go
最後の行に「boot loader download successfully」と表示されればOKです。
azrom013.png

この状態で、各バックアップファイルを作成します。
●ブート情報テーブル
nvflash.exe -r --read 2 2_bootconfig.img
●パーティションテーブル
nvflash.exe -r --read 3 3_partitiontable.img
●ブートローダー
nvflash.exe -r --read 4 4_bootloader.img
●リカバリーパーティション
nvflash.exe -r --read 5 5_recorvery.img
●カーネルイメージ
nvflash.exe -r --read 6 6_kernel.img
●マスターブートレコード
nvflash.exe -r --read 7 7_mbr.img
●/system
nvflash.exe -r --read 8 8_system.img
●/cache
nvflash.exe -r --read 9 9_cache.img
●/misic
nvflash.exe -r --read 10 10_misc.img
●/data
nvflash.exe -r --read 12 12_data.img
●テーブルパーティション情報
nvflash.exe -r --getpartitiontable part.txt

リカバリ方法の例
例)※ブート情報テーブルをリカバリする場合
nvflash.exe -r --download 2 2_bootconfig.img

バックアップファイルは、「ac100_flash_v3a」にある「menu.cmd」の実行でも取れるようです。(成功報告例がありました。)

インストール
続けてインストールを行います。
「ac100_flash_v4b」フォルダを開きます。
拡張子cmdファイルを実行すれば、自動的にインストールできるのですが、「ac100_flash_v4b」では前の「ac100_flash_v3a」と違って、cmdファイルが4つあります。
念のためしっかり解凍されているかチェックします。このようになっていればOKです。

「ac100_flash_v4b」
azrom014.png

「ac100_flash_v3a」
azrom015.png

「ac100_flash_v3a」では「xp_flash_system.cmd」を選択すれば良かったのですが、「ac100_flash_v4b」では少し迷います。
dynabook AZは2機種発売されており、その違いは3G回線対応しているかいないかです。
dynabook AZ/05M-----------WiFi
dynabook AZ/05MG---------WiFi+3G
「ac100_flash_v4b」の4つのcmdファイルのうち、
「116」は「dynabook AZ/05MG」用で、「117」は「dynabook AZ/05M」用みたいです。

「ac100_flash_v3a」での「xp_flash_full.cmd」と「xp_flash_system.cmd」の違いは、システムのみか、全てかの違いでその関係は以下のようになると思います。
xp_flash_full.cmd--------- flash_full_117.cmd
xp_flash_system.cmd----- flash_full_117_bootlog.cmd

というのは、「ac100_flash_v3a」では「xp_flash_system.cmd」を選択してインストールしました。
この時は、アプリケーションやUIは前のまま、システムのみ変わったと記憶しています。
今回は、「flash_full_117.cmd」を使用してインストールしましたが、全て初期化されていました。
この辺は、全て試したわけではないので、参考にして頂ければと思います。
また違いは、起動時にLogが出るかどうかという情報もあります。

cmdファイルを選択し、実行すればコマンドプロンプトのウィンドウが開きインストールが開始されます。

コマンドプロンプトが開いたら、画面に出ている指示通りEnter等のキーを押してROM焼きをスタートします。
インストールが終了したら、電源ボタン長押しで電源を切り再度電源を入れて下さい。

このROMで何が変わるかということですが、最大のメリットは、Androidマーケットが使えるという事です。
Androidはいろいろ試しましたが、Androidマーケットが使用できないと使い物になりません。(それなりの方法はあるのですが面倒くさいしスマートじゃない)

またdynabookAZ特有の立ち上がり問題も解消されているようです。
さらに、「ac100_flash_v4b」では縦表示専用のアプリも横表示されます。
そして、WiFiによる位置情報が動き、マップアプリで現在地が出ます。

ただ、不具合も出ているようです。
● acoreのエラーを定期的にはくようになった。
● フォントが中華風になった。
● Webカメラが使えなくなる場合がある。
● BlueToothが認識しなくなる。

私の場合は、今の所これらの不具合は出ていませんが、対処方法は「dynabook AZ Wiki」サイトに掲載されています。
azrom016.png


Mac OSX 10.7 LionでのBackup [Mac]

Mac OSX 10.7 LionでのBackup
Mac OSX 10.7 Lion ではAFP (Apple Filing Protocol) 3.3 がどうやら必須になってしまったようなので、3.3に対応した Netatalk 2.2.0 でAFPサーバーを構築する必要があるようです。
私は、LinkstationでTime Machineを構成していたので、当然認識しません。

Buffalloサイトでは次のようになっています。(2011年8月10日現在)
tm2_000.jpg

上記以外の製品に対しては、
「OS発売以前の発売製品で、対応表に製品名を掲載していない製品は、非対応です。」
となっています。
私の場合、Linkstationが2台あります。
1台は LS-CLシリーズでもう1台はLS-CHLシリーズです。
LS-CLは、ファイル共有でWinとMacを共有。
MacのTime Machine でバックアップを行っていました。
ファイル共有に関しては、今のところ問題なくアクセス出来ますがTime Machineによるバックアップが出来ません。
LS-CLは、Mac OSX LionによるTime Machineは非対応ということなので、ファームウェアアップデートにて対応している、LS-CHLの方に移行することにしました。

LS-CHLにWebアクセスし、「ネットワーク」-「ネットワークサービス」で「AFP」をオンにします。
tm2_001.png

「共有フォルダー」でTime Machine用のフォルダーを作成します。
tm2_002.png

tm2_004.png

「その他」-「Time Machine」で「使用する」にチェックを入れ、「保存」をクリックする。
tm2_005.png

Mac側でTime Machineのディスクを選択すれば完了。
tm2_006.png

tm2_007.png



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